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逆転裁判 Feed

2017年11月11日 (土)

大逆転裁判2-成歩堂龍ノ介の覺悟-(3DS)

大傑作!
こういうことってあるんだな。
1が前編、2が後編の実質2本で1つの物語。
そして、俺はかつて前作「1」全5話中2話までを酷評した。
こういうケースでは、続きが上手くいかないことも多い。
続きが出ないこともあれば、何年も待たせてやっと出たと思ったら何も解決していなかったり逆に謎が深まったりで出ない方がマシだったなんてことも。
そんな中にあって前作の不満点が解消された上にトータルとして、まるで予定していたように綺麗にまとめるとは!
いや、実際、構想どおりなのだろう。
予定どおり構想どおり横槍なしで作ることができる。
それは信頼の成せる技であって、それを寄せてきたファンに見事に応えたと言えるだろう。
日英同盟締結の頃の日英両国がともに手探りで司法の在り方を模索していた時代。
同じく手探りで進んでいる若き弁護士と検事。
彼等には手本となるべき先輩達すらいない。
社会と彼等が二人三脚で進歩していく、その産みの苦しみこそ、本作のテーマなのだろう。
さて、本作の黒幕は王道中の王道とも言うべき「法で裁けぬ悪を実力で罰する」連中だ。
必殺仕事人とかブラックエンジェルスだ。
それがこの背景世界では別の意味を持つ。
彼等は犯行の動機について我が国の司法の為には仕方ないことだったのだと強弁する。
もちろん現代人たる我々プレイヤーはすかさずツッコむ。
それこそ司法じゃないだろう!と。
だが、我らが主人公、ナルホド弁護士ですら、そうは批判しない。
劇中世界の法曹関係者達が現代的な司法の在り方に至るには、まだまだ積み重ねなければならない時間とノウハウがあるのだ。
ゲームでも映画でも過去の時代を描きながら、劇中人物達の言動があまりにも現代人のそれすぎるものが目立つ。
大逆転裁判2は過去を描くことに対して極めて誠実で、それが「去り難い世界」を構築している。
だから、逆転裁判はまた新たなシリーズを産み出したのだ、と俺は確信するのである。

公式サイト
http://www.capcom.co.jp/dai-gyakuten2/sp/

2017年10月26日 (木)

いざと言う時まで待てません

現在、最終話をプレイ中の大逆転裁判2(3DS)。
テンションあがってますんで、近いうちに解けることでしょう。
さて、色々と思うところがある証拠品が手に入りました。
詳細はエントリー内容に関係ないので、ネタバレを避ける意味でも省きますが、こんなことを言われて手渡される証拠品です。
曰く、本当に困ったことがあったら開けてください(不正確)
…で、ナルホドくんは馬鹿正直にも今はまだ本当に困っていないと言う理由で開けないし、その反映として開けることができないようになっている。
わたし、このパターン、どうにもご都合主義で好きになれないんですよね。
逆転裁判に限らずいろんなゲームや映画やドラマで使われていますけどどれでも。
だって、そんなのもらったらすぐに開けるじゃないですか。
開けない方がおかしいですよ。
中身が何か分かっていなかったら、くれた人の趣旨に反して、本当に困った時に使えない可能性が極めて高い。
ゲームだから映画だからドラマだから、物語の法則に守られているから、本当に困った時までそれが必要である可能性を考えなくていいのであって、それって物語として割り切ってるってことですよね。
そういうのって醒めちゃう。
あんまり、ゲームをやっているんだ、って自覚させないでほしいもんです。

2017年10月23日 (月)

大逆転裁判2 第4話「ねじれた男と最後の挨拶」

さあ盛り上がってまいりました。
それにしてもすごいボリューム。
単に時間だけならこのぐらいのボリュームは過去にもあったかもしれませんが、ボリュームの実感という点で言うならトップクラス。
探偵パートが面白いですよね。
これまでの逆転裁判では、裁判パートこそがメインディッシュで探偵パートはあくまで前菜であった。
だから探偵パートが長すぎると充実感を覚えるより、だれることが多かった。
しかし、この4話の探偵パートは、各人の濃密なドラマがラストに向けて収束しているので、だれてる暇がない。
しかもその中に、本編「逆転裁判」の友人同士親友同士親子同士でもほとんど見られない熱さで旧交を温める場面まであるのですからたまりません。
この4話のボリュームは、だれることなく楽しめる範囲内で最大と言えるわけです。
そしてトップクラスなのはそれだけではない。
弟分のド・ジッコの無邪気で不用意な発言に秘密の悪事をばらされて胃がキリキリ痛む思いのデ・キルコさんの苦悶の表情は、逆転裁判史上トップクラスの行間心理描写で、まさに白眉。
ホームズの赤毛組合をモチーフにした今回の詐欺事件は、ホンシツ的にはコミカルなものなんですよね。
もちろんこれは逆転裁判ですから、コミカルに思える事件の中に重い人間関係のドラマがあったりする。
コミカル要素で手を抜かず、しかしそのコミカル要素が一部でしかないようにシリアスな骨格を組み立てる。それが逆転裁判流。
それを思うと、とても逆転裁判らしいまさに本家の味わいだと思うのです。

2017年9月27日 (水)

大逆転裁判2 第3話「未来科学と亡霊の帰還」

生きててよかった!
いや、ああいうキャラが死んだと思われていたら実は生きていたってのはよくあるパターンだけどさ。
何せ、あんな死に方をしたものだからさ。
でも、思ったんだよね。
くだらない死に方だったからこそ、実は生きているのでは、なんて考えなかった。
生きていたことに驚き、喜べたんじゃないか、と。
しかし、あのくだらない死に方故に前作の評価は厳しいものになったわけで、これが仕込みだとしたら随分と薄氷を踏んだものだなあ、とも思うわけです。
それにしてもやりごたえのある第3話でした。
逆転裁判お馴染みの過去の事件で人生を狂わされた犯人ですが、動機というか犯人を突き動かしてきたのは、単に復讐というより世間を嘲笑わないと奪われたものの大きさに押し潰されてしまうからに思えます。
誰かを恨みながら生きる数年数十年は長すぎます。
でも、そうせざるを得ない。
どうにも嫌いになれない犯人でした。

公式サイト
http://www.capcom.co.jp/dai-gyakuten2/sp/

2017年8月31日 (木)

大逆転裁判2第2話 吾輩と霧の夜の回想

面白かった!
1話に続き2話もこれだけのクオリティ。
大逆転裁判の名前は完全に本来の輝きを放ち始めたと言えるでしょう。
今回の大金星は何と言ってもウィリアム・ペテンシーさん。
クネクネよく動く大逆転裁判お得意のモーションが実に生き生きと活かされて、シェイクスピアかぶれの芸人崩れという貧乏安アパートの住人らしい表情を作り出している。
名前からして真犯人以外にあり得ないのをいいことに、たっぷり怪演を魅せてくれました。
その分、逆転裁判シリーズの見所たる豹変シーンが抑え気味。
でも、それはバランスを考えてのことなのでしょうね。
今回はどこか物悲しい話でした。
後から考えたら馬鹿馬鹿しくすらある滑稽な偶然の積み重ね、でも多くの人間の運命を狂わせてしまう。
大それた野心も恐るべき計画もなく、ささやかな幸せを求める人々が道を踏み外す。
そんな人々に語りかけるナルホドくんの言葉も暖かい。
でも、夏目漱石の飼い猫である「吾輩」の出番はもうちょっと多くてもよかったかな。
これじゃタイトル詐欺ですよw

公式サイト
http://www.capcom.co.jp/dai-gyakuten2/sp/

2017年5月26日 (金)

逆転裁判マラソン完走'

逆転裁判6(3DS)があまりにツボにはまり、どうせならこれまで手をつけてなかった外伝や小説版や漫画版にも手を付けよう、コンプリートしてやろう、と思い立ったのが昨年9月頭。
逆転裁判マラソン!
最後に残った大逆転裁判をクリアしたことで、なんとか完走'できました。
約9ヶ月かかりましたね。
それまでは本編しかやっておらず、つまり逆転裁判1〜6と甦る逆転(1の移植、1話追加)の7本のみ。
それ以外となると
逆転検事
同2
レイトン教授vs逆転裁判
大逆転裁判
のゲーム4本に、
漫画版3シリーズ11冊(うち1シリーズは続刊中)
小説版2冊
ドラマCD2枚
これでトータル9ヶ月。
ゲームをやる時間がふんだんに取れるわけじゃない社会人なら、だいたいこんなもんじゃないですかね。
取り敢えず大きな達成感を味わっています。
ツイッターで逆転裁判のネタが流れてきても、それが知らないネタである可能性はほぼなくなりましたし。
…まぁ、数ヶ月後には大逆転裁判2が控えていますが。
ただ、逆転裁判でさえこれだけかかったんだからということで、これがゼルダやドラクエだったらどのくらい時間がかかるか想像もつかないわけで、他のロングシリーズのマラソンをやる気が逆になくなったようなw
やはり何よりも必要なのはゲームをやる時間です。
ところで、なんで完走の右上に「'」がついてるんでしょうね。
諸星あたるじゃあるまいし。
いや、実は完走気分であちこち検索してたら知ってしまったんですね、知りたくもないことを。
各作品の体験版の中には本編とは若干の違いがあるものもあるとか、逆転裁判1〜3の3DS移植版の限定版には完全新作エピソードのドラマCDがついているとか。
知らなければ殺戮の天使で…じゃなかった完走の気分でいられたのに!
流石にそこまでやる気にはなれませんでしたw
もっと早く知ってれば当然のように追いかけたんですけどね。
完走を目指すならコンテンツ全体の全貌を掴むタイミングにも気をつけないと、ってことなんでしょう。

2017年5月25日 (木)

大逆転裁判DLC

大逆転裁判の本編を終えたので、次いでダウンロードコンテンツ全8本をやってみました。
ムービーやボツ曲を含むサウンドテスト、原画集、ボツ決めボイス集(これケッコウ好き)があるとは言え、あくまでメインディッシュは選択肢なしのショートショート。
ちょっと物足りない気もしますけど、廉価なファンアイテムとしてはこれで十分なのでしょうね。
もともと大逆転裁判自体に色々と不満はあれど、それはあくまで難易度の低さや序盤のテンポの悪さに起因するのであって、キャラはみんな大好きですから。
逆転裁判シリーズのDLCと言えば、やたらと気合の入った1エピソードが配信され、それは本編の中の1話に十分に匹敵するボリュームと内容でしたが、そんなもの簡単に作れる筈もなく、おそらく最初から予定に入っていた1エピソードのみで終わることが多かった。
コンサートでアンコールの後に歌う曲は最初から決まっている、みたいな感じの。
こっちはもっと気軽な感じのを定期的に何話も配信してほしいのに。
そういう要望に対しての実験的な展開なのでしょう。
これでは短すぎるという感触を掴んだら次は長めのを配信してくれるかも知れない。
個人的な最適解はかつてのimode版神宮寺シリーズくらいのボリュームなんですが、逆転裁判だとどうしても探偵パートと裁判パートの両方がほしいし、なかなか短くまとまらないのも道理。
次の大逆転裁判2のDLCがどうなるのか。
落としどころが今から気になっています。

2017年5月23日 (火)

大逆転裁判-成歩堂龍ノ介の冒険(3DS)

かなりボリュームのあった第5話が終了しとうとうクリア。
いやー長かったなあ、最終話。
もともとどのシリーズ作品でも最終話は長かったけど、尻上がり的にクオリティーが上がっていった本作の場合、最終話の印象がとても強い。
終わり良ければすべて良しという言葉がこれほど似合うとは、という感じで、第1〜2話であれほどシリーズでも最低レベルの出来だと腹を立てたことなどコロッと忘れてしまったのだった。
明治期の大英帝国を舞台にナルホドくんの御先祖様が活躍する本作。
共に逆転裁判のスピンオフである「レイトンvs逆転裁判」と対を成す競作と言っていい本作だが、シャーロック・ホームズがもう一人の主人公といっていいほど活躍するもので、「ホームズvs逆転裁判」とも言うべき内容となっている。
ただ、雰囲気は抜群にいいんだが、間口を広げてファンを増やそうとしたのか、全体的に難易度が低めに抑えてある。
そんなの作を重ねるごとにずっとそうだと言われればそうなんだが、低めにするにも限度があって、最初の1〜2話では低すぎてこっちを馬鹿にしてるのかと腹が立つほど。
例えるなら、大人も子供も楽しめるのがウリのディズニー映画でもたまに対象年齢3〜4歳くらいなのがあって流石にそれは観ていてイライラするのと同じ感じ。
だからやっと普段通りの難易度になってくる3話以降が本領発揮で、これは全5話という構成を考えると些かエンジンのかかるのが遅すぎに思える。
要するに疾走感がない。
例えばこの手のゲームの必要悪である「この時点でなんでこの行動が採れないんだろう」が目立つんだけど、それだってテンポさえよければ気にならないわけで。
それが最も如実に出たのが、証人Aに訊問している最中に、その内容に不満のある、或いはそれについて何か知ってる証人Bについて問い質すシステム。
証人Bが「…えっ?」などとわざわざ声に出してくれるのは便利すぎるのだが、これがなかったら逆に「正解そのものではないが限りなく正解に近い選択肢を選んだ時のリアクションがいつもと変わらないこと」に対するフラストレーションがたまりまくるだろうから、必要悪だと諦めが「ついてしまう」。
一度だけ声出しヒントがなかったことがあり、それが面白かったことを思うと、次回作以降での練り直しが望まれる。

公式サイト
http://www.capcom.co.jp/dai-gyakuten/

2017年4月29日 (土)

大逆転裁判-成歩堂龍ノ介の冒険- 第5話 語られない物語の冒険・探偵パート

バスカヴィル家の犬はホームズの中ではイチバン好き。
にもかかわらずここまでで一度も犬が登場しないんだが?
まあ、後半の法廷パートに期待するとしますか。
単純に前話の探偵パートがその1からその3までに分かれていたのに対し、今話ではその4まであったということもありますが、けっこう行ったり来たりが多かった。
まぁそれでも相変わらず難易度は低めなんですが、やっと逆転裁判らしいやり応えが出てきました。
今回の殊勲賞はあまりにもインパクトが強いエッグ氏でしょう。
カプコンのゲームにはJOJOっぽいキャラがよく出てきますが、このエッグ氏の場合、リアクションや表情がいちいちJOJOキャラっぽい。
格闘ゲームでは使えない表情やポーズも多くて、カプコンJOJOイズムの新境地を開いたのではないかな。
ベーカー街のホームズの事務所の2階に弁護士事務所を構えた成歩堂。
そのことで倫敦での留学生生活が具体的に描かれ、プレイヤーとしても倫敦に愛着が生まれてきました。
質屋が庶民向け金融機関として成立している描写も面白い。
…でも、いつものボリュームからすると、そろそろ終わりそうなんだよな。
ある別れも物語をいったん終わらせるためという気がするし。
区切りはついても事件の背景にあるものは謎だらけなんだしちょっと不安。

公式サイト
http://www.capcom.co.jp/dai-gyakuten/

2017年4月15日 (土)

大逆転裁判-成歩堂龍ノ介の冒険- 第4話 吾輩と霧の夜の冒険・法廷パート

えーと、わたしも書痴の端くれなんで言わせてもらいますと、古本屋で3冊の本を買った人が4冊の本を持ってたとしても全く不思議はないと思いますよ。
だって常時、何冊か持ち歩いてますよね?本好きなら。
わたしはたいてい2冊は携行しています。読書中のと、それが読み終わったら次に読むのと。
…とこんな感じでツッコミどころが多い法廷でした。
後になってよく考えてみると…で出てくるなら別にいいんですが、その場ですぐに「おい!」と思ってしまうのはちょっとなぁ…。
とは言え、3話からかかり始めて4話で本格始動を始めたエンジンは好調。
推理ゲームとしての難易度は低めでも、19世紀の英国情緒を味わうアドベンチャーとしては十分すぎる出来です。
まぁ、ゴージャス・アイリンかよwとか、BGMがカルドセプト(SS)のフィールド曲っぽくて緊張感が…とか、呵々大笑の意味が違うんではとか、雰囲気面でもツッコミはしてしまうのですけど、ナルホドくんが英国留学生ってことで留学生繋がりで出てくる漱石だけでも存在感ありまくり。
あのヒゲは反則ですよw
複数の陪審員が出てくるシステムもゲーム性以上に世界観の構築に寄与しています。
なんかこのまま雰囲気ゲーとして最後まで満足できる気がしてきました。

公式サイト
http://www.capcom.co.jp/dai-gyakuten/