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ガンダム Feed

2017年2月27日 (月)

鉄血のオルフェンズ 第45話「 これが最後なら」

追い詰められていく鉄華団。
あらゆるリソースが足りていません。
オルガもいっぱいいっぱいで、成功する筈もないシノの特攻作戦をやめさせることすらできない。
あれじゃシノは犬死にみたいなものですよ、気の毒に。
むしろ、あそこまでラスタルの乗艦に肉迫できただけでも奇跡ってもので。
でも、オルガを責める気にもなれません。
鉄華団は頭脳がオルガだけで、オルガへの負担がかかりすぎ。
2期はずっとビスケットを失った穴が如何に大きかったのか描いてきましたが、危なっかしくて見ていられない。
実際、オルガが暗殺されるだけで空中分解するんじゃないでしょうか。
仮にこの最終決戦に勝ったとしても、その危険性はいつまでも付きまとう気がします。
…マクギリスの身柄を手土産にラスタルに降ってりゃよかったのに。
この逆境をどう撥ね退けるのか。
例えばイオク様がラスタルを同乗させたモビルスーツで脱出したのでそれを撃墜とか、イオク様頼りの作劇だけはやめてほしいものですが。
しかし、駆け引きのドラマとしてのオルフェンズはひとまず終わったものと考え、単純に絶望的な状況で戦う少年達の活劇とすれば、なかなか面白かったと思います。
ダインスレイブ装備グレイズの大部隊はちゃんと絶望感を与えてくれてキャラ立ちしてますから。
Ζガンダムで「強化ランチャー装備のハイザックが何十機かでもいればティターンズ勝てたんじゃないか?」と誰もが思ったことがあると決めつけますが、その妄想を実現したようなものでしょうか。

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http://g-tekketsu.com/

2017年2月20日 (月)

鉄血のオルフェンズ 第44話「 魂を手にした男」

分の悪い総力戦に引き込まれた鉄華団。
マクギリスの見通しが甘いのが原因で、組織の創立者が乗っていた伝説のガンダムバエルを起動させたからと言って、セブンスターズの貴族達が味方になるとは限らない、という当たり前といえば当たり前すぎる展開を、彼は見通せなかったわけだ。
ただ、マクギリスはギャラルホルンのことを権威に阿る俗物の集団とでも見下していたんだろうし、それが判断ミスに繋がったんだろうけど、彼の行動原理が不幸な少年時代から来る復讐心であることを思うとあれ以外の選択はできないんだと思う。
下品な言い方で悪いけど、挿れられる生き物から挿れる生き物にクラスチェンジしないと男としての精神の平衡が保てない。
だったらイズナリオの変態爺を物言わぬ肉塊にしてやるくらいが一般的に許容される報復の限度なんだろうが、それくらいで屈辱は癒えやしない。
ガエリオとカルタはとんだとばっちりだ。
イズナリオが切っ掛けはどうあれマクギリスは自分を慕ってくれていると勘違いしているのに対し、その思い違いを糺すのに一番いいのはイズナリオの息子のガエリオをぶっ殺すことだ、とでも思ってるんだろう。
描写はされてないが、ガエリオを「殺し」た時に、頭の中のイズナリオに向かって自分はそれくらいお前を恨んでるんだ勘違いするなと叫んでいたんじゃないか。
カルタに対してはもっと複雑だ。
好みじゃないなら単に断ればいいんだけど、あんな風に殺してしまう。
仮にカルタの想いに応えた場合、カルタにそんな気はなくても屈服させられると感じるわけでそれはイズナリオに掘られるのと変わらないんだろう、彼にとっては。
だからカルタに言い寄られるのすら屈辱だったんだろう。
マクギリスにとって男女関係は常に奪う側でなければならない。
性的虐待を受けるというのはそれくらい一人の人間の尊厳を生涯に渡って踏みにじることなのだ。
そういう意味で年端もいかぬアルミリアを政略結婚で手に入れるのも明白に「奪う側」の生き物になりたいからだろうなぁ。
そんなアルミリアが初めて自分の意思で選択したのが兄の復讐とは不憫な話だが。
しかし、こうマクギリス関連ばかりが目立つというのはストーリー的に非常にまずい。
そういう意味では鉄華団がマクギリスとのツートップの片割れとして対アリアンロッド艦隊の矢面に立たなきゃならなくなったのは、(歴史の)脇役に埋没せずに済んだという点で悪くないことになってしまうのがなんとも。
純軍事的には最悪という状況でなければ存在感を示せない。
それが鉄華団の実力なわけで、なのに生き急ぐことに1期ではビスケットが2期ではザックが疑問を抱くがその声は小さく届かない。
なんとも絶望的な状況だ。
これをハッピーエンドに着地させるには「これまでの駆け引きは全て無意味でした。バルバトスが頑張ったら勝てました」になるんだろうけど、それは嫌なんだよな…。
ずっとオルフェンズの駆け引き要素を楽しんできたこっちからすると。

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2017年2月12日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第43話「たどりついた真意 」

オルフェンズってアニメには二つの軸がありますよね。
オルガたち鉄華団がずる賢い大人達に利用されながら自分達の居場所を作っていく流れと、阿頼耶識という禁断の力を得たガンダムフレーム乗り達の頂上決戦という流れ。
で、今回の話で改めて気づいたんですが、わたし前者の流れには多いに興奮するんですが、後者にはそれほどでもないんですね。
これまでの駆け引きがまずメインにあってここぞというところに投入されるバルバトスという構図だとオルガとミカヅキのツートップという感じがするんですが、頂上決戦だとミカヅキだけの物語になってしまうからなんでしょう。
とは言え、今回のマクギリスには痺れましたね。
タイマンの申し出を袖にするのはオルフェンズでは御馴染みの展開ですが、ガエリオのこれまでの人生にマクギリスとの「友情」が如何に大きな場所を占めていたかの告白と、だからこそ決着をつけたいという挑戦状を鼻で笑うかのような「やっていいぞ」。
まぁ、あのままミカヅキがガエリオを殺っちゃったら、それはそれで盛り上がらないんで水入りとなりましたが、お互いの容赦のないバトルはどっちが死んでもおかしくない緊迫感がありました。
ただ、ミカヅキもマクギリスも人間をやめてるのに、ガエリオだけ踏みとどまっててズルい気がしました。
整備兵のお姉さんが色々と理屈をつけてましたが、力は欲しいけど部下だったアインのように人間はやめたくないとしか聞こえませんでした。
一方でマクギリスは冒頭で「もう引き返せない」と呟きました。
それがクーデターのことだったら何を今さらと呆れるところですが(実際、イスルギは誤解してるっぽかったですよね)、人間をやめることに躊躇があったとすれば納得がいきます。
来るマクギリスとガエリオの決着には、この覚悟の差が出るような気がします。
覚悟があれば何をやってもいいわけではありませんけどね。
それだけの代償を払う何がマクギリスにはあるのか。
その背景を語るためかマクギリスの過去が描かれました。
短い時間で悲惨な境遇を描くために身体を売っていたシーンまで入れて。
もしかして小さすぎる嫁さんを貰ったのも、復讐と確認を兼ねているのかもしれません。
自分は性的に強奪される側ではなくする側なんだというスタンスの確認。
同時にマクギリスが鉄華団に肩入れするのは同じような境遇だからというのもハッキリと分かりましたね。
冷静沈着な人物の秘めた滾るような憎悪が明らかになる話は王道ですがバトルの前の盛り上げにピッタリでした。
それにしてもラスタル・エリオンは人が悪い。
イオク様に代わる最高責任者を任命しておかないと、クジャン公の艦隊はみすみす烏合の衆のまま敵の餌食になるじゃありませんか。
わざとやってるんでしょうけど、意外とそれが敗因になるような気がいたします。

公式サイト
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2017年2月 5日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第42話「 落とし前」

弱い…。
前回から「ジャスレイが弱すぎると名瀬の兄貴の死の必然性が薄れてしまうからちょっとは手強いといいなぁ」と言ってたら…なんですかこの弱さ。
鉄華団の新戦力披露も兼ねてるから苦戦させるわけにはいかないってのは分かりますが、もっとやり方があったんじゃないですかね。
まさかイオク様の援軍頼りオンリーとかたまったものじゃありません。
それにマクマードが手を回していたのはあくまで結果ですよね?
イオク様の援軍を少しも警戒していないオルガの様子にも不満があります。
ジャスレイを痛快に撃破してほしいという希望は叶いましたが、そちらにばかり重点が置かれすぎてた気がするのでした。
興味深かったのが敵のスペースデブリと戦うことに納得がいかない様子のザック。
彼の感覚は本来なら最もまともですよね。本来なら。
スペースデブリなどと呼ばれ便利な道具として利用される少年兵達、かつての自分達と同じような境遇の彼等を攻撃するなんてやりきれない気持ちになって当然です。
もちろん子供が利用される構図はここに限った話じゃない。
ラフタ殺害実行犯だって病気の母親とか養わなきゃならん弟妹達とかいる若い鉄砲玉かもしれませんしね。
そんなことはザックだって分かっているのでしょうがね。

公式サイト
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2017年2月 3日 (金)

機動戦士ガンダムサンダーボルト第9巻

ジオン派の俺だけど、サンダーボルトのタッチは連邦の直線的なメカにこそマッチするということを改めて実感。
南洋同盟の海上都市「リグ」と比較するとペガサス級の大きさがよく分かる。
付録の「スパルタン」のペーパークラフトをディティールアップする資料がこの巻には山ほどあるぞ。
…きっと、誰かやるんだろうなぁw
でかい。
なるほどホワイトベースが難民を収容して逃避行できるわけだ。
そのスパルタンに鎮圧されるリグには一般信者が山ほどいることもあって絵面だけ見ると完全に連邦が悪者だ。
大抵の宗教と同じで個々の僧侶にはいい人もたくさんいる。
実際、南洋同盟が邪教かどうか現段階でははっきりしない。
指導者レヴァン・フウの直の声を聞くのはまだ先の話なのだろう。
テレパシーでいくら声が聞けても直に対面しないと分かりあえない。
それが皮肉なのか生の肉体を大切にする、あの「貴女は1日に12キロの山道を歩くことができますか」に通じるものなのか、サンダーボルトにおけるニュータイプの在り方はまだ示されていない。
奇跡に頼らず己の役割を果たすと断言するビビの逞しい姿からは後者を感じるのだが。
シーランス大活躍。
もう描かれていないジオン海軍の兵器はマッドアングラーくらいしか残っていない。
これから先「新しいメカの登場のワクワク」をどう繋げていくのか。
Ζ時代を見据えた試作兵器の登場も近いのか?
と言ってもガザAを出すにはまだ早いよね。

小学館公式サイトの該当ページ
http://comics.shogakukan.co.jp/book?isbn=9784099418854

2017年1月29日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第41話「人として当たり前の 」

さて、ジャスレイとの決着をつける時がやって参りました。
イオク様みたいなアホな悪役ばかりだとぶっ倒した時のカタルシスも半減ですから、たまにはこういう狡猾で手強い奴がいないとね。
松下幸之助が「自分だけ儲けるのはよくない。少しはお裾分けしないと」的なことを言ってましたが、嫉妬は放っておくと凶刃となってこちらに向かってくるのでしょうね。
現実世界ならここはペコペコ頭を下げてでも関係を悪くしないよう務めたりさらには味方を作るのでしょうが、そこは番長漫画のオルフェンズ。
「そんな大人は汚い!」という視聴者の意向に背かないためにも融和はあり得ないのでした。
それにしてもジャスレイとの決着がどう着くのか期待半分不安半分です。
思い切り叩きのめしてほしい気もするけど、強気な態度に見合う強さを持っていてほしい気もする。
これでバルバトスが敵を圧倒するようだと、だったら最初から力押しでよかったじゃないかということになる。
メタな意味で名瀬が浮かばれませんからね。
…なんか犠牲者が増えそうな気がするなぁ。
で、犠牲者と言えば。
ラフタに向かって尊敬しているとか言い出す昭弘は、グレンラガンのキノンの気持ちに気づかないロシウを彷彿とさせます。
メタなことを言うと、このカップルが上手くいっちゃうと主人公を食っちゃうんで、順当な退場だったんでしょうけど、もっといい運命はなかったのかと後味はよくないです。

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2017年1月23日 (月)

鉄血のオルフェンズ 第40話「 燃ゆる太陽に照らされて」

ハンマーヘッドが沈みました。
(俺のように)特に熱心というわけではない、よって別に設定資料をチェックしたりしないファンでも一目見て覚えて忘れてない「キャラの立った」宇宙艦艇。
名瀬率いるタービンズとの最初のタイマンの記憶もあり、ああ、あの艦が沈んだのかと感慨も大きい。
その絵面が、名瀬が死んだ事実を冷厳に突きつけてきます。
タービンズ討伐に全戦力を投入するイオク様。
全戦力の投入は常に敵のいる場所を正確に予測しそれ以外の場所には存在しないというあり得ない前提の元でのみ至上の作戦たり得るわけで、名家の頭首のやり方としては如何なものかと思いますが、彼の乏しい将才を思うとこの局面で取り得る最高の布陣となりました。偶然にも。
同じ無能でも、全ドムの約2/3に過ぎないたった12機しか出さなかったコンスコンよりはマシです。
禁断の兵器・ダインスレイヴの大量投入にせよ、そもそもタービンズに濡れ衣を着せるために使った兵器を自分達で実戦使用したりしたら後々まずいわけで、名家の頭首としての自覚のない御短慮。
流石は後先考えない小物のイオク様。
短期的かつ戦術的には圧倒的有利となり、タービンズ絶体絶命となったわけです。
それを偶然を装って援護する鉄華団達。
なんだか番長に苦しめられるラムをさりげなくサポートする面堂終太郎みたいですが、おかげで可能な限り多くのタービンズを救うことができました。
名瀬は多いに感謝していることでしょう。
イオクの大きすぎる失態が、なし崩し的な鉄華団のおとがめなしに繋がる都合のいい未来も見えてきたかな?
それはそうとダインスレイヴ隊の働きはロボットアニメでは珍しい艦隊直衛の大切さを描いてくれて満足です。
艦隊直衛とは即ち「敵を近づけさせるな!」ですが、多くのアニメでは何ぃ?とか叫んで突破されるために存在しているようなものですよね。
それが結果的に突破されたとはいえ、ある程度の役割を果たした。
こういうこれまでのロボットアニメのお約束に対する疑義提示があるのも、オルフェンズの楽しさの一つなのではないでしょうか。

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2017年1月16日 (月)

鉄血のオルフェンズ 第39話「助言 」

地球支部の孤立の記憶も新しい中にあって今度はタービンズが孤立。
その孤立したタービンズを叩けば、それは鉄華団の孤立に繋がる。
「オルフェンズ」がモビルスーツ戦のない回でも十分に面白い理由が、この戦略レベルでの駆け引き。
バルバトスが如何に強かろうと正面から戦う必要はないわけで、少年達が依然として「弱者」であることを思い知らされる。
これぞ組織力というもので、少年達やマクギリスが打ち破るべき「大人」なのでしょう。
さて絶体絶命のタービンズ。
丹念に名瀬の過去が描かれましたが、普通、こういう過去描写はフラグになってて、それからピンチに陥るものですが、今回はピンチになってからフラグが立ち始めて、ピンチとフラグが並行して描写される変則パターンだったものだから、過去の行き場所のない女達の居場所を作ってきたいい話を聞いても嫌な予感を感じながらなわけで、どうにも座りが悪いw 来週への期待を繋ぐという意味で実に効果的に焦らしてくれました。
なんか全滅しそうな雰囲気ですけどね。
「銀河戦国群雄伝ライ」の雷と狼刃の関係を思わせるんですよね、オルガと名瀬って。
あの悲劇的な結末がチラチラ脳裏を掠めてしかたありませんでした。
だからこっそ予想を裏切ってくれるかもしれませんが。

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2016年12月25日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第38話「 天使を狩る者」

禁断の力。
代償と引き換えに絶大な力を得るというのはバトルものにはよくある展開ですが、右半身不随というのはなかなかないですよね。
感覚を失ったりゾンビにされたり悪夢に魘されたり、まぁ色々とありますけど、どれも自由自在に行動できる点で作劇の邪魔にはならない。
それに対し、現実にもある障害である右半身不随で、もはや他者の手を借りなければ歩くことすらできない様子は、幾多の代償描写の中でも突出して生々しい。
そうまでして力を得る必要があったのか?
これからオルガは何度も何度も自問することになるのでしょう。
モビルアーマー完全破壊という戦果は「出来過ぎ」です。
オーバーキルです。
もちろん劇中世界を神の視点から見られるわれわれ視聴者からすれば、もうこれしか手は残っていなかったと分かります。
しかし鉄華団の連中がそう思えるかどうか。
今回の作戦は途中まで上手くいっていました。
モビルアーマーこそ破壊できないものの街から注意をそらして追っ払うこともできたでしょう。
イオク様が邪魔をしなければ、ですが。
もっと自分が上手く戦っていれば…。
ミカヅキの痛々しい姿を見る度にそう思う団員たちも出てくるのでしょうね。
それもあるんで、アトラがクーデリアにミカヅキとの子作りを勧めたのは、わりと自然な成り行きに感じました。
ウラシマンのソフィの「リュウにからだ預けちゃう!」と同じです。
ミカヅキにはこの2人がいるんですよね…。
でもオルガには誰もいない。
壊れてはいけない立場にあるオルガが不憫です。
普通だったらラディーチェみたいに破れかぶれになるよなぁ…。

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2016年12月21日 (水)

Gガンダム雑感

今更ながらGガンダムを一通り。
理由は完結したばかりの島本版があまりにも面白いから。
だからすぐにでも島本版を読もうと思ってます。
さて、やっぱりGガンダムは面白かった。
観たら面白いだろうと思っていたとおりに面白かった。
それでもガンダムじゃなくていいじゃんという気持ちに変化はないし、グレンラガンのような口のあるロボットの方がよりストーリーに見合った熱さを表現できたろうにと思う。
せめてマックスターが主人公メカだったら…とも思う。
まぁ、ビルバインとガリアンは世界観から浮いているってのと同じ話で、そこには商売の事情があるわけで、それは飲み込める。
他のガンダムと繋がっているとも全く思わない。
でも、劇中劇理論ならそこを突破できる。
ただGガンダムが他のガンダム世界における劇中劇というより、他のガンダムがGガンダム世界の劇中劇であると解した方がスッキリする。
ロボット格闘技をぶち上げるに当たって、レギュレーションはどうしよう、そうだ、昔から大人気のアニメ「機動戦士ガンダム」をモチーフにしよう、とコロニー連合の連中が思いついたと考えれば納得がいくわけだ。
戦国武将の女体化や戦艦の擬人化のように擬ガンダム化された非ガンダムハードSFであり、実はその非ガンダムハードSFが架空の原作、元ネタとして存在しているという捉え方も可能だ。
どうでもいいっちゃどうでもいいが、どうでもいいことに拘るからこそガンダムファンなんかやってるのだ。
まぁ、ともかく楽しませてもらった。
それにしても勧められてリアルタイムで数話だけ観た時にはまるで面白くなかったのが、ファーストガンダムと全く同じだ。
前にも書いたが、初代ガンダムも本放送では、最下位…じゃなかった再会、シャアとセイラを観て、ガンダムとシャアゲルググの撃ち合いが全く面白く思えず鑑賞を打ち切ったものだ。
後に第一話から順番に観た上でそこに差し掛かった時にはむしろ最高に盛り上がったわけで、そこにいたる経緯が分かってないと面白くない類の面白さと瞬間最大風速的な面白さは違うということだ。
Gガンダムを本放送で観たのはボルトガンダムとの初戦と東方不敗が暁に死した回とガンダム連合がデビルガンダムの触手をぶった斬ってた3話だけだが、ボルトガンダムのはマスターの出ていなかった頃だとして、残りの2話はまさに「第一話から順番に観た場合はすごく面白いが、そこだけ観てもなんの感慨も湧かない」パターンだったのだろう。
ところで感心したところが1つあった。
シャイニングガンダムからゴッドガンダムへの主役機交替に際し、シャイニングガンダムにちゃんと見せ場を作った上で乗り換えていることだ。
主役機交換イベントはマジンガー→グレートの成功体験からか、旧主役機はボロボロにされたり時代遅れだからお役御免というパターンが多いが、それだと旧主役機に感情移入してきたこっちからすると興醒めなこともある。
その問題を完全にクリアしているではないか。
もっとこのパターンが増えてほしいところだ。
シャイニングガンダムが完全破壊されてヒロインへの払い下げが起きなかったのもよい。
主人公と機体をセットで好きになっていたのにヒロイン用の機体になってもピンと来ないわけで、マーベルのダンバインもアムのエルガイムもエマのmk.IIもまるでしっくり来なかったから。
「ガンダムじゃない」事実を力ずくでねじ伏せる面白さがあるGガンダム故にその長所はあまり他作品に採り入れられていない嫌いがあるが、ここらへんもっと参考にされてもいいのでは。