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ガンダム Feed

2017年3月19日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第48話「約束」

まず作戦を立てます。
作戦通り全てが進み目的を達成します。
これだとあまり面白くない。
だから思わぬトラブルが起こって現場で臨機応変に対応しなければならなくなる。
物語の中盤くらいなら作戦がスムーズに行ってもいいのですが、ラストでそれはあり得ない。
…と言ったメタな解釈ってわたしは好きじゃないんですが、幸運に幸運が重なることを前提とした夜逃げ作戦、明らかにそんなに上手くいくだろうかと思わせる不穏な空気を漂わせていましたから、何かある何か起きると思っていたら…。
言ってはなんですが、第2期のオルガは確たる目的もなく鉄華団を引っ張り回してきました。
いや、引っ張り回されたがってる団員達を仕方なく引っ張っていました。
火星の王に、というマクギリスの誘いに安易に乗ったのも、確たる目的が欲しかったからでしょう。しかし、それは偽の目的だ。
手に入れた力を気に入らない奴に頭を下げないため殴るために使い、敢えてその力を振るわず貸しを作って味方を作ろうとしなかったのも、本当の目的がなかったから。
ジャスレイやラディーチェの命乞いを無視してその場の溜飲を下げる道を選んだのを、わたしはずっと孤児故の社会への報復の気持ちの現れと思っていましたが、もし本当の目的があったなら賢い選択をしていたかも知れませんね。
もっと早くアトラかクーデリアが妊娠していれば…。
何はともあれ、オルガは死んでしまいました。
厄災戦当時のケーブル跡を逃走中に見つかった新たなガンダムにオルガが搭乗!みたいな都合のいい展開にはならなかった。
これはこれでけっこう盛り上がるシチュエーション。
次回のミカヅキにいつも以上の活躍をさせる説得力が生まれました。
これまでの経緯を無視して、単独のエピソードとしてなら次回のカタルシスに向けての「溜め」は万全です。
繰り返しますが「これまでの経緯を無視してなら」。
なんかAGEのゼハート死亡回の時にも同じようなことを言いましたが、ラストバトルを無心に楽しむことはできそうです。
それにしてもマカナイ先生は御高齢だし、あと何年、生きられることやら。
その後で鉄華団の面倒を見る人は?
そしてオルガが暗殺者の銃弾を背中で受ける時だけ背筋がいつもより増大しているように見えたんですが、もしや背中に何か仕込んでいて彼は無事なのでは?と期待したのはわたしだけでしょうか。
オルガに女ができなかったのも彼を孤独のままにしておくための作劇上の都合だろうし、気の毒な一生だったよなぁ…。

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2017年3月12日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第47話「生け贄」

「元准将」という嫌味ったらしい呼びかけとは裏腹に、古巣の火星支部の黙認という望み得る最良の結果を引き出したマクギリス。
もちろんギャラルホルン本隊から討伐されるのを待つばかりという状況に変わりはありませんが、積極的に火星支部から邪魔されるよりマシというものです。
さて、圧倒的な大軍を敵に回して如何に生き残るかというのは、他のロボットアニメの最終決戦でもよくあることですが、戦略レベルでの駆け引きを丹念に描き、戦闘場面でも用意した戦力以上のことはできない描写を徹底してきたオルフェンズだけに、絶望感は一入です。
今回は一話かけて、その外堀がどんどん埋められていく様子が描かれました。
今更のように「俺達には敵はいなかった」と述懐するオルガ。
そりゃ自分達を酷い目に合わせた相手を叩き潰すってのは、あくまでマクギリスの考えであって、鉄華団の目的は居場所を作るだけですからね。
別にラスタルやギャラルホルンが憎いわけでも倒すべき動機があるわけでもない。
だから投降するってのは本来ならいい方法なんですよね。遅すぎなければ。
ユージン副長がマクギリス売り渡しをやっと提案できたけど、こういう提案をもっと前から言える組織じゃなきゃ駄目だったんですよね。
そして、それが駄目なら後は夜逃げ。
別人になってこそこそ暮らすために地球にIDを書き換えに行く、そのためには圧倒的な包囲網を突破しなくてはならない…随分と盛り上がらない最終目標だなあ、と思います。
「子供は結局は大人には勝てない」を描くことに何のカタルシスがあるのか分からないんで、そうあってほしくはないと思っていましたが、やっぱりそうなるのかなぁ。

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2017年3月 5日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第46話「誰が為」

最終話目前にしてこのタイトル。
多くのアニメでは素晴らしいこととされることが多い「忠誠心」という価値観を否定することが多いオルフェンズにおいて、では少年達を結びつけていたものはなんなのか。
もちろん答えは既に出ていて、それは家族であるからなのですが、そのことを改めて描いたエピソードでした。
ただ、そうなると明白にオルガに忠誠心を抱いているミカヅキの歪さが引き立つんですけどね。
それは最終回に向けてかな。
さて、副長がテキパキ指示を出すという形で、やっとオルガに休息の時が。
ブライトさんもジョーダン・ベスも倒れたけど、頑丈なオルガは倒れることすらできない。
じっくりとはいかないけど、考える時間ができました。
これからできる作戦なんて限られてるけど、どんな結果になってもある程度は納得がいくんじゃないでしょうか。

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2017年2月27日 (月)

鉄血のオルフェンズ 第45話「 これが最後なら」

追い詰められていく鉄華団。
あらゆるリソースが足りていません。
オルガもいっぱいいっぱいで、成功する筈もないシノの特攻作戦をやめさせることすらできない。
あれじゃシノは犬死にみたいなものですよ、気の毒に。
むしろ、あそこまでラスタルの乗艦に肉迫できただけでも奇跡ってもので。
でも、オルガを責める気にもなれません。
鉄華団は頭脳がオルガだけで、オルガへの負担がかかりすぎ。
2期はずっとビスケットを失った穴が如何に大きかったのか描いてきましたが、危なっかしくて見ていられない。
実際、オルガが暗殺されるだけで空中分解するんじゃないでしょうか。
仮にこの最終決戦に勝ったとしても、その危険性はいつまでも付きまとう気がします。
…マクギリスの身柄を手土産にラスタルに降ってりゃよかったのに。
この逆境をどう撥ね退けるのか。
例えばイオク様がラスタルを同乗させたモビルスーツで脱出したのでそれを撃墜とか、イオク様頼りの作劇だけはやめてほしいものですが。
しかし、駆け引きのドラマとしてのオルフェンズはひとまず終わったものと考え、単純に絶望的な状況で戦う少年達の活劇とすれば、なかなか面白かったと思います。
ダインスレイブ装備グレイズの大部隊はちゃんと絶望感を与えてくれてキャラ立ちしてますから。
Ζガンダムで「強化ランチャー装備のハイザックが何十機かでもいればティターンズ勝てたんじゃないか?」と誰もが思ったことがあると決めつけますが、その妄想を実現したようなものでしょうか。

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2017年2月20日 (月)

鉄血のオルフェンズ 第44話「 魂を手にした男」

分の悪い総力戦に引き込まれた鉄華団。
マクギリスの見通しが甘いのが原因で、組織の創立者が乗っていた伝説のガンダムバエルを起動させたからと言って、セブンスターズの貴族達が味方になるとは限らない、という当たり前といえば当たり前すぎる展開を、彼は見通せなかったわけだ。
ただ、マクギリスはギャラルホルンのことを権威に阿る俗物の集団とでも見下していたんだろうし、それが判断ミスに繋がったんだろうけど、彼の行動原理が不幸な少年時代から来る復讐心であることを思うとあれ以外の選択はできないんだと思う。
下品な言い方で悪いけど、挿れられる生き物から挿れる生き物にクラスチェンジしないと男としての精神の平衡が保てない。
だったらイズナリオの変態爺を物言わぬ肉塊にしてやるくらいが一般的に許容される報復の限度なんだろうが、それくらいで屈辱は癒えやしない。
ガエリオとカルタはとんだとばっちりだ。
イズナリオが切っ掛けはどうあれマクギリスは自分を慕ってくれていると勘違いしているのに対し、その思い違いを糺すのに一番いいのはイズナリオの息子のガエリオをぶっ殺すことだ、とでも思ってるんだろう。
描写はされてないが、ガエリオを「殺し」た時に、頭の中のイズナリオに向かって自分はそれくらいお前を恨んでるんだ勘違いするなと叫んでいたんじゃないか。
カルタに対してはもっと複雑だ。
好みじゃないなら単に断ればいいんだけど、あんな風に殺してしまう。
仮にカルタの想いに応えた場合、カルタにそんな気はなくても屈服させられると感じるわけでそれはイズナリオに掘られるのと変わらないんだろう、彼にとっては。
だからカルタに言い寄られるのすら屈辱だったんだろう。
マクギリスにとって男女関係は常に奪う側でなければならない。
性的虐待を受けるというのはそれくらい一人の人間の尊厳を生涯に渡って踏みにじることなのだ。
そういう意味で年端もいかぬアルミリアを政略結婚で手に入れるのも明白に「奪う側」の生き物になりたいからだろうなぁ。
そんなアルミリアが初めて自分の意思で選択したのが兄の復讐とは不憫な話だが。
しかし、こうマクギリス関連ばかりが目立つというのはストーリー的に非常にまずい。
そういう意味では鉄華団がマクギリスとのツートップの片割れとして対アリアンロッド艦隊の矢面に立たなきゃならなくなったのは、(歴史の)脇役に埋没せずに済んだという点で悪くないことになってしまうのがなんとも。
純軍事的には最悪という状況でなければ存在感を示せない。
それが鉄華団の実力なわけで、なのに生き急ぐことに1期ではビスケットが2期ではザックが疑問を抱くがその声は小さく届かない。
なんとも絶望的な状況だ。
これをハッピーエンドに着地させるには「これまでの駆け引きは全て無意味でした。バルバトスが頑張ったら勝てました」になるんだろうけど、それは嫌なんだよな…。
ずっとオルフェンズの駆け引き要素を楽しんできたこっちからすると。

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2017年2月12日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第43話「たどりついた真意 」

オルフェンズってアニメには二つの軸がありますよね。
オルガたち鉄華団がずる賢い大人達に利用されながら自分達の居場所を作っていく流れと、阿頼耶識という禁断の力を得たガンダムフレーム乗り達の頂上決戦という流れ。
で、今回の話で改めて気づいたんですが、わたし前者の流れには多いに興奮するんですが、後者にはそれほどでもないんですね。
これまでの駆け引きがまずメインにあってここぞというところに投入されるバルバトスという構図だとオルガとミカヅキのツートップという感じがするんですが、頂上決戦だとミカヅキだけの物語になってしまうからなんでしょう。
とは言え、今回のマクギリスには痺れましたね。
タイマンの申し出を袖にするのはオルフェンズでは御馴染みの展開ですが、ガエリオのこれまでの人生にマクギリスとの「友情」が如何に大きな場所を占めていたかの告白と、だからこそ決着をつけたいという挑戦状を鼻で笑うかのような「やっていいぞ」。
まぁ、あのままミカヅキがガエリオを殺っちゃったら、それはそれで盛り上がらないんで水入りとなりましたが、お互いの容赦のないバトルはどっちが死んでもおかしくない緊迫感がありました。
ただ、ミカヅキもマクギリスも人間をやめてるのに、ガエリオだけ踏みとどまっててズルい気がしました。
整備兵のお姉さんが色々と理屈をつけてましたが、力は欲しいけど部下だったアインのように人間はやめたくないとしか聞こえませんでした。
一方でマクギリスは冒頭で「もう引き返せない」と呟きました。
それがクーデターのことだったら何を今さらと呆れるところですが(実際、イスルギは誤解してるっぽかったですよね)、人間をやめることに躊躇があったとすれば納得がいきます。
来るマクギリスとガエリオの決着には、この覚悟の差が出るような気がします。
覚悟があれば何をやってもいいわけではありませんけどね。
それだけの代償を払う何がマクギリスにはあるのか。
その背景を語るためかマクギリスの過去が描かれました。
短い時間で悲惨な境遇を描くために身体を売っていたシーンまで入れて。
もしかして小さすぎる嫁さんを貰ったのも、復讐と確認を兼ねているのかもしれません。
自分は性的に強奪される側ではなくする側なんだというスタンスの確認。
同時にマクギリスが鉄華団に肩入れするのは同じような境遇だからというのもハッキリと分かりましたね。
冷静沈着な人物の秘めた滾るような憎悪が明らかになる話は王道ですがバトルの前の盛り上げにピッタリでした。
それにしてもラスタル・エリオンは人が悪い。
イオク様に代わる最高責任者を任命しておかないと、クジャン公の艦隊はみすみす烏合の衆のまま敵の餌食になるじゃありませんか。
わざとやってるんでしょうけど、意外とそれが敗因になるような気がいたします。

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2017年2月 5日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第42話「 落とし前」

弱い…。
前回から「ジャスレイが弱すぎると名瀬の兄貴の死の必然性が薄れてしまうからちょっとは手強いといいなぁ」と言ってたら…なんですかこの弱さ。
鉄華団の新戦力披露も兼ねてるから苦戦させるわけにはいかないってのは分かりますが、もっとやり方があったんじゃないですかね。
まさかイオク様の援軍頼りオンリーとかたまったものじゃありません。
それにマクマードが手を回していたのはあくまで結果ですよね?
イオク様の援軍を少しも警戒していないオルガの様子にも不満があります。
ジャスレイを痛快に撃破してほしいという希望は叶いましたが、そちらにばかり重点が置かれすぎてた気がするのでした。
興味深かったのが敵のスペースデブリと戦うことに納得がいかない様子のザック。
彼の感覚は本来なら最もまともですよね。本来なら。
スペースデブリなどと呼ばれ便利な道具として利用される少年兵達、かつての自分達と同じような境遇の彼等を攻撃するなんてやりきれない気持ちになって当然です。
もちろん子供が利用される構図はここに限った話じゃない。
ラフタ殺害実行犯だって病気の母親とか養わなきゃならん弟妹達とかいる若い鉄砲玉かもしれませんしね。
そんなことはザックだって分かっているのでしょうがね。

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2017年2月 3日 (金)

機動戦士ガンダムサンダーボルト第9巻

ジオン派の俺だけど、サンダーボルトのタッチは連邦の直線的なメカにこそマッチするということを改めて実感。
南洋同盟の海上都市「リグ」と比較するとペガサス級の大きさがよく分かる。
付録の「スパルタン」のペーパークラフトをディティールアップする資料がこの巻には山ほどあるぞ。
…きっと、誰かやるんだろうなぁw
でかい。
なるほどホワイトベースが難民を収容して逃避行できるわけだ。
そのスパルタンに鎮圧されるリグには一般信者が山ほどいることもあって絵面だけ見ると完全に連邦が悪者だ。
大抵の宗教と同じで個々の僧侶にはいい人もたくさんいる。
実際、南洋同盟が邪教かどうか現段階でははっきりしない。
指導者レヴァン・フウの直の声を聞くのはまだ先の話なのだろう。
テレパシーでいくら声が聞けても直に対面しないと分かりあえない。
それが皮肉なのか生の肉体を大切にする、あの「貴女は1日に12キロの山道を歩くことができますか」に通じるものなのか、サンダーボルトにおけるニュータイプの在り方はまだ示されていない。
奇跡に頼らず己の役割を果たすと断言するビビの逞しい姿からは後者を感じるのだが。
シーランス大活躍。
もう描かれていないジオン海軍の兵器はマッドアングラーくらいしか残っていない。
これから先「新しいメカの登場のワクワク」をどう繋げていくのか。
Ζ時代を見据えた試作兵器の登場も近いのか?
と言ってもガザAを出すにはまだ早いよね。

小学館公式サイトの該当ページ
http://comics.shogakukan.co.jp/book?isbn=9784099418854

2017年1月29日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第41話「人として当たり前の 」

さて、ジャスレイとの決着をつける時がやって参りました。
イオク様みたいなアホな悪役ばかりだとぶっ倒した時のカタルシスも半減ですから、たまにはこういう狡猾で手強い奴がいないとね。
松下幸之助が「自分だけ儲けるのはよくない。少しはお裾分けしないと」的なことを言ってましたが、嫉妬は放っておくと凶刃となってこちらに向かってくるのでしょうね。
現実世界ならここはペコペコ頭を下げてでも関係を悪くしないよう務めたりさらには味方を作るのでしょうが、そこは番長漫画のオルフェンズ。
「そんな大人は汚い!」という視聴者の意向に背かないためにも融和はあり得ないのでした。
それにしてもジャスレイとの決着がどう着くのか期待半分不安半分です。
思い切り叩きのめしてほしい気もするけど、強気な態度に見合う強さを持っていてほしい気もする。
これでバルバトスが敵を圧倒するようだと、だったら最初から力押しでよかったじゃないかということになる。
メタな意味で名瀬が浮かばれませんからね。
…なんか犠牲者が増えそうな気がするなぁ。
で、犠牲者と言えば。
ラフタに向かって尊敬しているとか言い出す昭弘は、グレンラガンのキノンの気持ちに気づかないロシウを彷彿とさせます。
メタなことを言うと、このカップルが上手くいっちゃうと主人公を食っちゃうんで、順当な退場だったんでしょうけど、もっといい運命はなかったのかと後味はよくないです。

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2017年1月23日 (月)

鉄血のオルフェンズ 第40話「 燃ゆる太陽に照らされて」

ハンマーヘッドが沈みました。
(俺のように)特に熱心というわけではない、よって別に設定資料をチェックしたりしないファンでも一目見て覚えて忘れてない「キャラの立った」宇宙艦艇。
名瀬率いるタービンズとの最初のタイマンの記憶もあり、ああ、あの艦が沈んだのかと感慨も大きい。
その絵面が、名瀬が死んだ事実を冷厳に突きつけてきます。
タービンズ討伐に全戦力を投入するイオク様。
全戦力の投入は常に敵のいる場所を正確に予測しそれ以外の場所には存在しないというあり得ない前提の元でのみ至上の作戦たり得るわけで、名家の頭首のやり方としては如何なものかと思いますが、彼の乏しい将才を思うとこの局面で取り得る最高の布陣となりました。偶然にも。
同じ無能でも、全ドムの約2/3に過ぎないたった12機しか出さなかったコンスコンよりはマシです。
禁断の兵器・ダインスレイヴの大量投入にせよ、そもそもタービンズに濡れ衣を着せるために使った兵器を自分達で実戦使用したりしたら後々まずいわけで、名家の頭首としての自覚のない御短慮。
流石は後先考えない小物のイオク様。
短期的かつ戦術的には圧倒的有利となり、タービンズ絶体絶命となったわけです。
それを偶然を装って援護する鉄華団達。
なんだか番長に苦しめられるラムをさりげなくサポートする面堂終太郎みたいですが、おかげで可能な限り多くのタービンズを救うことができました。
名瀬は多いに感謝していることでしょう。
イオクの大きすぎる失態が、なし崩し的な鉄華団のおとがめなしに繋がる都合のいい未来も見えてきたかな?
それはそうとダインスレイヴ隊の働きはロボットアニメでは珍しい艦隊直衛の大切さを描いてくれて満足です。
艦隊直衛とは即ち「敵を近づけさせるな!」ですが、多くのアニメでは何ぃ?とか叫んで突破されるために存在しているようなものですよね。
それが結果的に突破されたとはいえ、ある程度の役割を果たした。
こういうこれまでのロボットアニメのお約束に対する疑義提示があるのも、オルフェンズの楽しさの一つなのではないでしょうか。

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