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アニメ・漫画 Feed

2017年5月 5日 (金)

ベスト100ってそういうもの

NHKBSのベストアニメ100
http://www.nhk.or.jp/anime/anime100/ani_report/
の投票結果でタイバニの3作が1,2,6位を占めるという結果に組織票だという批判の声が上がっているが、別に組織票でもなんでもなくて、投票ってのはこういうものだとしか言えない。
例えば全ての人間がこれまでの人生で見たアニメのうち2番目に素晴らしいと感じている世紀の大傑作アニメがあったとしてそのアニメには1票も入らない。
ならば全員にベスト100まで選んでもらって100点から1点まで配点しその合計でランキングするという方法は?
素晴らしい!
前述の欠点を補いより多くの人の実感に沿ったものとなるだろう。
だが一つだけとても大きな欠点がある。
…それが何かは言わなくても分かりますよね?
結局、一つだけ選ぶ以上に幅広く参加してもらう方法はないのだ。
Theスーパーファミコン誌の読者投票によるゲームランキングで不動の1位はエストポリス伝記2だった。
ゲームに一家言ある投稿者ばかりの(しかも複数投票可能な)ランキングでさえこうなる。
たくさん売れた大ヒットゲームは中には合わない人もいるから点数は低めになり、好きな人しか買わないが買った人にとっては大満足なゲームは高得点となる。
そしてそういうランキングだと認識した上で活用すればとても役に立つというわけだ。
今回のランキングもある意味で割り切れば多いに役立つ。
少なくとも俺は興味はあったが未見だったタイバニを観ようという気持ちになっている。
組織票に思えるものって、システム面の一長一短に上手く乗っかかって過大に評価されている側面はあるにせよその種銭となる人気は実際にあるんだと思う。
…まぁイナズマイレブンのキャラ人気投票でイナイレアンチによる不人気キャラへの組織票で1位を取らせた例もあるし、そういうことが全くないとも言えないんだけどね。

2017年5月 1日 (月)

劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター) 』

今回も面白かったですね。
テンポがよすぎて一瞬、何が起こったのか分からないところが散見されるものの、全てすぐに得心がいくのでストレスは溜まりません。
そこまでして追求されているテンポで服部くんを巡る恋の鞘当てが楽しい。
まぁ、平次・和葉カップルは鉄板ですからね。
将を射るにはなんとやらでお母さんの静華さんに気に入られちゃってるし、紅葉はんの付け入る隙はないでしょう。
で、その恋愛要素が多過ぎも少な過ぎもしない絶妙なバランスなのがいい。
今回はテンポに加えてバランスもいいんですよ。
女の意地がぶつかり合うかるた勝負。
百人一首の知識がなくても分かるように何が勝負の分かれ目になるかが的確に示されているので他の邪魔になりません。
恋敵である紅葉に合わせた紅を基調にしたビジュアルも鮮烈ですしね。
惜しむらくは師匠世代の人間関係をもうちょっと掘り下げて欲しかったかな。
せっかくの日本人好みの浪花節、この人、実はいい人だったらいいなぁという人がやっぱりいい人なんですが、そこら周りの展開が忙しくてね。
それにしても園子は「出て来ないことに理由をつけなきゃならない」キャラになってるのね。

エンドロール後エピソード あり

公式サイト
http://d-conan.jp/movie21

2017年4月22日 (土)

放課後さいころ倶楽部 第9巻

9巻で取り上げられたゲームはお邪魔者、アンドールの伝説、コードネーム、Dixitの4つ。
いつもより少なめですが、ルール紹介ばかりじゃなくストーリーも進めるためには、これくらいがちょうどいい気がします。
前巻あたりから目立ってきたここぞというハイライトやターニングポイント以外はサラッと流していくテンポのよさもますます磨きがかかってきて、ボードゲーム漫画の雛形がまた一つ出来上がったんじゃないでしょうか(え?前に雛形なんてあったっけ?ですって?あれですよ「ずっと俺のターン!」)
黒崎奈央が明確に話の中心となって進んでくれて、いいキーパーソンが生まれました。
やはりミドリを明確に敵視してくるのは面白い。
劇中昨年までの旧1年生現2年生はみんな仲良しなんで、何が何でもこいつにだけは負けたくない!
という動機がなくてそこが盛り上がりに欠けていた。
ゲームの展開とキャラの心の動きがフィットしてこそ、ボードゲームを漫画で紹介する意味があるというものです。
ボードゲームに興味がなかった人を引きずり込むキッカケになるかも知れないしねw

ゲッサン公式サイト該当ページ
http://gekkansunday.net/series/saikoro

2017年4月16日 (日)

映画「クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ」

侵略的宇宙人の特殊能力で子供の姿にされる野原一家。
大人に戻るための日本横断の旅が始まる。
目的地が種子島ということで九州のシーンが多く、数年前に九州旅行した時の懐かしい光景が続いて楽しかった。
…まぁ、いくら宇宙繋がりだからって宇宙人がわざわざ種子島宇宙センターの近くに潜伏していることに疑問を感じなくもないけど、そういう大雑把な地域イメージも子供向けの映画には必要。
展開はありきたりなんだけど、それでも要所要所でそれなりに面白くなってしまうのは、長期シリーズ故なんだろうなぁ。
ちょっと今回は可もなく不可もなく…。
シモネタとして宇宙人の顔のデザインが尻に似ているんだけど、ニコちゃん大王なりピッコロなりに先を越されてるんで新鮮味もないし。
今回の敵のスタンスは善意の押し付け。
地球人に勝手に期待して勝手に失望して勝手に叱咤してくる。
こういうやつはわれわれの周りにもよくいるし、大人の目からは迷惑極まりないんだけど、子供の目からするとよくわからない人だろうしピンと来ないんじゃないかなぁ。

エンドロール後エピソード あり

公式サイト
http://www.shinchan-movie.com/

2017年4月13日 (木)

貴婦人の許容量

2017年とされている銀英伝の再アニメ化を前に観てないのを埋めておこうと、ここんとこ外伝シリーズを集中的に観てました。
本編は確実に全て観てますが外伝は自信がなかったので。
そしたら半分以上も初鑑賞でした。危ない危ない。
これでは銀英伝に詳しいとはとても言えません。
こりゃ原作の外伝も読んでおかないといかんなぁ…。
特にお気に入りは叛乱者と汚名。
「汚名」は20年くらい前にも観ているのですが、あの頃とは違った感想を持ちました。
親友の妻になってもヨハンナを愛し続けたカイザーリング少将。
その愛ゆえにヨハンナの夫であるバーゼルを庇い、その罪を一身に受ける。
しかしヨハンナはあくまで夫の味方をし…。
このエピソードを初めて観た時は俺も若かったので、
やっぱりカイザーリングみたいに「いい人」じゃ駄目なんだな。
バーゼルみたいにワルじゃなきゃ。
この手の女はワルが大好きでダサいいい人は大嫌い。
聡明な貴婦人のヨハンナだってワルなバーゼルを選んだじゃねぇか。
と斜に構えてひねた笑いをしたものでした。
ひねくれて星を睨んだ僕でした。
でも…今にして思えば、ヨハンナってのはキルヒアイスが「人はこのように美しく老いることができるのか」と感嘆したほどの貴婦人なんですよね。
カイザーリングを「どうでもいい人」と思っていたとしたら、あのように穏やかに老いることはできない。
で、ああ姫君なり貴婦人なりは愛の許容量がわれわれ常人より遙かに大きい、そういう「器」なんだろうな、と思い至ったわけです。
われわれ凡人(※決めつけてすいませんw)にとって好みでない異性からの好意は迷惑でしかない。
本命から浮気を疑われても馬鹿馬鹿しいし、下手な断り方をして自分が女で相手が男なら逆上されたらどうしよう怖いと思うだろうし、自分が男で相手が女だったら井戸端会議で悪者扱いされ女グループから陰険な阻害を受けかねないですから。
しかし、裕福で愛情たっぷりに育った貴婦人は、それをありのままに受けることができるのではないか。
そりゃあ自分に忠誠を誓う騎士なり臣下なり生涯にいくらでもいるわけで、いちいち迷惑がってたら神経をやられてしまいますもんね。
貴婦人というものはまさにそういうように育てられるんだろうなぁ、と思い、カイザーリングはそんなに不幸でもなかったのだとやっと実感できたのでした。
ジョジョでも引用されてた「愛してその人を失うのはその次によい」ですね。

2017年4月 5日 (水)

2×2≠4

原作付きアニメが1期分だけだと途中までしかできないという場合の2期は別として。
なんでこう2期になってガッカリさせられるアニメがあるんだろう。
…って、まぁガンダムOOとオルフェンズしか思いつかないけど。
で、思いつくのが、1期のキャラは必ずその後が描かれなければならないという縛りだ。
これはあると思う。俺が勝手に思うだけだが。
第1期が好評だったアニメが何ヶ月のインターバルを置いて待望の第2期が始まる時には、乞うご期待ということで第1期の主要キャラはもちろんのことサブキャラに至るまで2期ではどのような活躍をするのだろうかと期待混じりの紹介がされる。
それによりほぼ全てのキャラを登場させねばならなくなる。
4クール続けて1年ずっと放送されるアニメでは前期に登場したのに後期では全く登場しないキャラなど珍しくないことを思うと、これは作劇上とても大きな制約なのではないだろうか。
出してはみたが思ったほど人気が出なかった或いは物語の進行上で邪魔であるキャラにはフェードアウトしてもらうことで終盤に向けての展開に余計な脇道を作らないで済むというのに、2期の冒頭で意味ありげに現況が描かれてしまっては無視できなくなってしまうのだから。
期待値の高まりがそれをさせる。
やはり2クール×2は4クールとイコールではない。

2017年4月 2日 (日)

鉄血のオルフェンズ 最終話「彼等の居場所」

棚ぼた。
勝ち取ったんじゃない。
のみならず棚ぼたとしても成立していない。
結末が決まっていてそれを述べただけで、ミカヅキ達の行動はそこに繋がっていないのです。
とうとうラストを迎えた「鉄血のオルフェンズ」。
カタルシスと整合性はとかくトレードオフになりがちで、どちらも犠牲にならないように作劇は行われるもの、それでもどちらかが犠牲になってしまうパターンが多い中で、どっちもなっちゃいないという…まぁひどい最終回でした。
火星の自治権獲得に繋がるある程度の経済的自立。
ギャラルホルンの民主化による地球圏の安定。
その2つがあってこそのヒューマンデブリ禁止条約締結。
生き残った者達のそれぞれ充実した生活。
これらをクーデリアは鉄華団のおかげと言っていましたがそれは違うでしょう。
敵のボスであるラスタル・エリオンがやったのです。
そもそもオルガ達はそんなご大層なことを目指していない。
なんだか鉄華団が火星独立を目指していたみたいで釈然としません。
ハッピーエンドは好きです。
でもハッピーエンドに無理やり繋げるのは好きじゃないのです。
それに最終回単独として見ても納得がいきません。
トンネルから逃げる団員達と派手にMS戦を繰り広げるミカヅキ達。
そこに関連性は?
バルバトスルプスレクスとグシオンリベイクフルシティの最後の戦いは確かに壮絶で見応えがあります。
でも、戦果を上げる、もしくは上げないことが脱出計画の成否に影響するのでしょうか?
トンネルは人間しか通れないから残ったミカヅキと昭宏は最初から犠牲になることが決まっている。
その上でどう戦ってもトンネル組が敵に見つかる時は見つかるし見つからない時は見つからないから緊迫感がない。
上手く戦えば敵の目を引きつけられるとか、何かイレギュラーが起こってそれをリカバーしなければ敵に見つかってしまうとか、そういうミカとアキヒロの頑張りが脱出の成否に関係してくる仕掛けが欲しかったです。
それに明らかにラスタルはトンネル組を見逃してるから、その点でも「お目こぼしをしてもらった」感じなんですよね。
細かい点も気になります。
ダインスレイブって対ビームコーティングをものともしないモビルスーツ装甲をすら貫ける超威力ってだけの筈で、広範囲に大打撃を与えるものでしたっけ?
だったら、これまでだってもっと使いようがあった筈です。
あと「これ以上、無駄な戦いを」とかジュリエッタ言ってましたが、無駄な戦いをせずにお前ら黙って皆殺しにされてろ、ってことですか?
ラスタルとクーデリアの握手にも葛藤がほしかったな。
側にいたユージンがラスタルに報復したいけどグッと堪えるみたいな。
それがないから軽い。
「21世紀少年」でマルオが自爆テロを思い止まる場面を思い出して、普通はああだよな、と。

公式サイト
http://g-tekketsu.com/

2017年3月28日 (火)

あなたは今どこにいますか

毎週木曜日のヤングジャンプで楽しみにしている藤崎版銀英伝。
言わずとしれたSF大作「銀河英雄伝説」をフジリューこと藤崎竜がコミカライズしたものだ。
現在はアスターテで同盟が(いつもの)敗北を喫し、ハイネセンでその戦没者慰霊式典が行われているところ。
演説するトリューニヒト国防委員長の前にジェシカ・エドワーズが近づいていくところで終わった。
と言うことはあの名台詞が出るのだろう。
曰く
「あなたは今どこにいますか」
婚約者を失ったジェシカが主戦論を説く国防委員長に、お前の家族は戦場に出ていないじゃないか、そんなに戦争を煽るならお前が行けという趣旨の糾弾だ。
この台詞、タイミングが抜群で、実に考えさせられるのだ。
だって、もし他のタイミングで発せられていたら、あまり人の心を打つ言葉ではない。
シビリアンコントロール的に言って国防委員長が前線に出るわけにはいかないし、そもそも帝国軍は侵略者で彼等に捕まると民間人でも思想矯正を名目とした強制奴隷労働なのだから。
しかし、文民統制の本来の役割である軍隊の暴走の防止を超えて文民が恣意的に軍事行動を起こせるようになっている本末転倒な同盟の状況と、まさに婚約者を失ったばかりというジェシカの心理状態ゆえにストライクに胸を打つ。
実際、式典の直後にはジェシカはヤンに「黙って悲しみに耐えている遺族が殆どだろうに」と己が感情的になってしまったことを恥じている。
普段ならあのような行動には出ない聡明な女性なのだろう。
そしてその後、彼女は反戦運動に身を投じその過程で短い生涯を終えるのだが、もし生きていてハイネセンに帝国軍が迫ってくるという状況でも同じことを言っていたかどうかは分からない。
もしその状況でも発言が変わらなければ、それはあまりに能天気で共感を呼ばない発言だろう。
しかし聡明な彼女なら国家存亡の危機には臨機応変に対処するような気がする。
…それとも立場があるから発言を変えられなかっただろうか?
何れにしても思うのは、どんな状況下でも変わらず名言である言葉も逆に暴言や妄言である言葉もないということだ。
そのことに思い至らせてくれた「あなたは今どこにいますか」は忘れられない台詞だ。

2017年3月27日 (月)

鉄血のオルフェンズ 第49話「マクギリス・ファリド」

来週の最終回では鉄華団の結末が描かれるでしょうから、今回はマクギリスの話のケジメ。
奪われた尊厳に対する復讐の牙を研ぎ澄ませておくために友情を否定してきたが心の底ではガエリオのことを…なんてドラマもあって、本当は盛り上がるところなんでしょうが、バエルが弱すぎてそこばかりが気になって、正直なところ他はどうでもよくなっています。
活躍らしい活躍をしないままキマリスに倒されるバエル。
前にも言いましたが、リアルならいいというものではありません。
バエルは強いという前提があってこそのマクギリスの反乱だったわけなのに、それが戦術レベルでの強さにすぎず戦略上の勝利に繋がり得ないのだとしたら、そりゃあマクギリスはとんだマヌケだったという結論にしかなりませんからね。
最初のうち、ちょっとだけ期待させてはくれましたよね。
ラスタルの乗艦に易々と接近できた。
シノがフラウロスで肉薄した時もそうだったように簡単に懐に潜り込まれすぎな気もしますが、そっから先のMS戦でこれなら単騎でラスタル艦を潰せても納得がいくな!と思わせてくれる台詞回しなり演出なりを見せてくれるのではという期待もあった。
しかし順当に負けてしまった。
悪役が「愚かな…」と言ったらそれを跳ね除けるような活躍に繋がるのが活劇というものなのに…。
露悪的に現実を見せつけるだけ、という2期の欠点がここに至っても直っていない。
なんか最終回も、少年達が全滅してこそ現実です!リアルでしょ?みたいな盛り下がりを見せられるのではないかと不安であります。

公式サイト
http://g-tekketsu.com/

2017年3月23日 (木)

逆転裁判 その「真実」、異議あり(コミック版)

オリジナルシナリオの講談社版とは違って、テレビアニメ版を下敷きにしたコミカライズ。
1話序盤でこそ行間を埋めてくれるオリジナルのエピソードがあるが、基本的に頁数が少なめなもので、駆け足でストーリーを追う形となっている。
これにはいい点も悪い点もあって、スピーディーに真犯人を追い詰めて気持ちがいい反面、「法廷でモノを言うのは証拠品のみ」の筈が、確かに証拠品あっての弁舌ではあるものの、口車で言いくるめているような印象を受けてしまう。
特に小中大を追い詰める件では、違法に入手した証拠を立て続けに叩きつけるものだから、ナルホドくんの方がよっぽど理不尽に「見えてしまう」んだな。
Vジャンプでの月刊連載ということで2月に出た第2巻でやっと「逆転のトノサマン」が終わったところ。とっくの昔にテレビアニメは終わっていることを思うと、狩魔豪を倒したところで終わっちゃいそうな気がするなあ。
現在2巻続刊中

ジャンプコミックス公式サイト該当ページ
http://vjump.shueisha.co.jp/vjbooks/gyakusai2/