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アニメ・漫画 Feed

2017年3月23日 (木)

逆転裁判 その「真実」、異議あり(コミック版)

オリジナルシナリオの講談社版とは違って、テレビアニメ版を下敷きにしたコミカライズ。
1話序盤でこそ行間を埋めてくれるオリジナルのエピソードがあるが、基本的に頁数が少なめなもので、駆け足でストーリーを追う形となっている。
これにはいい点も悪い点もあって、スピーディーに真犯人を追い詰めて気持ちがいい反面、「法廷でモノを言うのは証拠品のみ」の筈が、確かに証拠品あっての弁舌ではあるものの、口車で言いくるめているような印象を受けてしまう。
特に小中大を追い詰める件では、違法に入手した証拠を立て続けに叩きつけるものだから、ナルホドくんの方がよっぽど理不尽に「見えてしまう」んだな。
Vジャンプでの月刊連載ということで2月に出た第2巻でやっと「逆転のトノサマン」が終わったところ。とっくの昔にテレビアニメは終わっていることを思うと、狩魔豪を倒したところで終わっちゃいそうな気がするなあ。
現在2巻続刊中

ジャンプコミックス公式サイト該当ページ
http://vjump.shueisha.co.jp/vjbooks/gyakusai2/

2017年3月19日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第48話「約束」

まず作戦を立てます。
作戦通り全てが進み目的を達成します。
これだとあまり面白くない。
だから思わぬトラブルが起こって現場で臨機応変に対応しなければならなくなる。
物語の中盤くらいなら作戦がスムーズに行ってもいいのですが、ラストでそれはあり得ない。
…と言ったメタな解釈ってわたしは好きじゃないんですが、幸運に幸運が重なることを前提とした夜逃げ作戦、明らかにそんなに上手くいくだろうかと思わせる不穏な空気を漂わせていましたから、何かある何か起きると思っていたら…。
言ってはなんですが、第2期のオルガは確たる目的もなく鉄華団を引っ張り回してきました。
いや、引っ張り回されたがってる団員達を仕方なく引っ張っていました。
火星の王に、というマクギリスの誘いに安易に乗ったのも、確たる目的が欲しかったからでしょう。しかし、それは偽の目的だ。
手に入れた力を気に入らない奴に頭を下げないため殴るために使い、敢えてその力を振るわず貸しを作って味方を作ろうとしなかったのも、本当の目的がなかったから。
ジャスレイやラディーチェの命乞いを無視してその場の溜飲を下げる道を選んだのを、わたしはずっと孤児故の社会への報復の気持ちの現れと思っていましたが、もし本当の目的があったなら賢い選択をしていたかも知れませんね。
もっと早くアトラかクーデリアが妊娠していれば…。
何はともあれ、オルガは死んでしまいました。
厄災戦当時のケーブル跡を逃走中に見つかった新たなガンダムにオルガが搭乗!みたいな都合のいい展開にはならなかった。
これはこれでけっこう盛り上がるシチュエーション。
次回のミカヅキにいつも以上の活躍をさせる説得力が生まれました。
これまでの経緯を無視して、単独のエピソードとしてなら次回のカタルシスに向けての「溜め」は万全です。
繰り返しますが「これまでの経緯を無視してなら」。
なんかAGEのゼハート死亡回の時にも同じようなことを言いましたが、ラストバトルを無心に楽しむことはできそうです。
それにしてもマカナイ先生は御高齢だし、あと何年、生きられることやら。
その後で鉄華団の面倒を見る人は?
そしてオルガが暗殺者の銃弾を背中で受ける時だけ背筋がいつもより増大しているように見えたんですが、もしや背中に何か仕込んでいて彼は無事なのでは?と期待したのはわたしだけでしょうか。
オルガに女ができなかったのも彼を孤独のままにしておくための作劇上の都合だろうし、気の毒な一生だったよなぁ…。

公式サイト
http://g-tekketsu.com/

2017年3月18日 (土)

光武の腕を引きちぎる

ここんとこサクラ大戦の最初のTVアニメを観ています。
…重苦しい雰囲気がどうにも性に合わんw
ゲームの方は大好きなんだけどね。
確か発売当時も途中で視聴を挫折したんじゃなかったっけ?
じゃあ、なんで観てるかって話ですけど、大逆転裁判(3DS)やってるうちに似たような雰囲気のサクラ大戦のことを思い出してムズムズしてきたから。
まぁ、大逆転裁判は明治初期、サクラ大戦は太正なのでけっこう離れてますけどね。
で、観ているうちに色々と当時、気になってた部分を思い出したんですが、やっぱりアニメの光武は大きいですよね。
わたしゲームのATとパワードスーツの中間くらいの光武が好きなんで、そこがちょっと残念。
なかなかないサイズのロボットなのに。
ゲーム版の光武はコックピットはあるが、パイロットの肘から先は光武の腕の中に、膝から下は光武の足の中に入ってガッチリ固定されています。
それに対してTVアニメの光武はまんまATで、コックピットの中の操縦桿を握っている。
まあ、こうなった理由は明らかなんですけどね。
操縦型ロボットとパワードスーツの違いってのは、操縦型ロボットは乗るものでパワードスーツは着るものでサイズの違いもあるけど、何より作劇的に大きな違いがあって、操縦型ロボットはピンチの表現として手をもいでも足をもいでも構わない、パイロットには影響が及ばないのに対して、パワードスーツはそうはいかないってこと。
パワードスーツものアニメがあまりないのは、手足をもがずにピンチを表現しなきゃならないからだろう、俺は勝手にそう思ってます。
ゲームの光武も同じで、例えば光武が強力な敵の一撃で腕を肩から斬り落とされるようなシーンは出すわけにはいかない。
搭乗者たる女の子の肘から先も失われてしまうから。
ボトムズのATのサイズはパイロットを傷つけずに機体だけボロボロにできる最低のサイズなんですよね。
だから、アニメの光武はATサイズにならざるを得なかったのでしょう。
実際、アニメだとカンナの光武が羅刹に腕を引きちぎられてますしね。
だから、ゲームと違う大きさで残念と思う反面、仕方ないな、とも思うのです。

公式サイト
http://www.mbs.jp/sakura/

2017年3月16日 (木)

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

春休み映画だから仕方ないのは分かるけど、せっかく南極で涼しげなんだから夏に公開すればいいのに、と思わないでもないが、そのような勿体ないという気持ちを起こさせるほどに氷の綺麗な映画。
毎度おなじみピリミーのジャングルにも南極にも対応する寒暖を選ばぬ動物・パオパオが物語の重要なキーに。パオパオファン歓喜。
巨神兵…にどことなく似たブリザーガが巨体に似合わぬ素早さ…ではなくしなやかさを見せるのもいいし、ブリザーガを追う異星人ヒャッコイ博士と娘のカーラのサバイバル生活も異星の文明らしさに溢れている。
ブリザーガとカーラがどうしてもポケモン映画の登場人物に見えてしまうが、こればかりは今流行りの色の塗り方だとこうなってしまうのだろうし、仕方ないか。
それより純白と透明の南極の背景によく映えるカラフルなビジュアルを楽しみたい。
ボムプリンというデザートが秀逸。
美味しそうというか気持ち良さそうというか、こういう地球上には明らかにない文化を見るためにこそSFはあるのだと思う。
ストーリーは素直。
…どっかで聞いたような数値だな、ってところで分かる人はオチが分かっちゃうんだろうけど、特に深読みもしてなかったんで、素で感動しました。
それにしてもしずちゃんはゲストヒロインと仲良くならないねw
まぁ、別にしずちゃんは完全無欠のヒロインではないというだけで、それは構わないのだけど。

公式サイト
http://doraeiga.com/2017/

2017年3月15日 (水)

逆転検事(コミック版)

これは面白かった。
同じ作者の逆転裁判コミック版全5巻よりさらに面白かった。
検事と刑事のバディものというのは逆転裁判世界ならではだろう。
もちろん、いつも巻き込まれる形で事件を担当してしまうのであって、最初から検事と刑事のチームが組まれているわけではないが、もう御剣検事と糸鋸刑事は完全に腐れ縁である。
まぁ、糸鋸刑事にはコンビを組んでくれる同僚はいないのか、というツッコミがなくもない。
まるで2人1組からあぶれた小学生と先生がチームを組んでいるみたい。
ゲームの逆転検事や同2ではなかなか有能なところを見せてくれ成長が伺えたイトノコ刑事がこのコミック版ではかなりの慌て者っぷりだが、それも二人の対比をより引き立たせるため。
前作ではシリーズの進展ともにレギュラーキャラも増えていって世界が広がっていったのに対し、今作ではあまり広がりが見られなかったが、それもミツルギ・イトノココンビを描ききるためだろうし、その目論見は十分に成功していると言えるだろう。
糸鋸刑事がミスを連発して課長に怒られまくってるのもツボ。
全4巻。

講談社コミックプラスの該当ページ
http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784063617931

2017年3月12日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第47話「生け贄」

「元准将」という嫌味ったらしい呼びかけとは裏腹に、古巣の火星支部の黙認という望み得る最良の結果を引き出したマクギリス。
もちろんギャラルホルン本隊から討伐されるのを待つばかりという状況に変わりはありませんが、積極的に火星支部から邪魔されるよりマシというものです。
さて、圧倒的な大軍を敵に回して如何に生き残るかというのは、他のロボットアニメの最終決戦でもよくあることですが、戦略レベルでの駆け引きを丹念に描き、戦闘場面でも用意した戦力以上のことはできない描写を徹底してきたオルフェンズだけに、絶望感は一入です。
今回は一話かけて、その外堀がどんどん埋められていく様子が描かれました。
今更のように「俺達には敵はいなかった」と述懐するオルガ。
そりゃ自分達を酷い目に合わせた相手を叩き潰すってのは、あくまでマクギリスの考えであって、鉄華団の目的は居場所を作るだけですからね。
別にラスタルやギャラルホルンが憎いわけでも倒すべき動機があるわけでもない。
だから投降するってのは本来ならいい方法なんですよね。遅すぎなければ。
ユージン副長がマクギリス売り渡しをやっと提案できたけど、こういう提案をもっと前から言える組織じゃなきゃ駄目だったんですよね。
そして、それが駄目なら後は夜逃げ。
別人になってこそこそ暮らすために地球にIDを書き換えに行く、そのためには圧倒的な包囲網を突破しなくてはならない…随分と盛り上がらない最終目標だなあ、と思います。
「子供は結局は大人には勝てない」を描くことに何のカタルシスがあるのか分からないんで、そうあってほしくはないと思っていましたが、やっぱりそうなるのかなぁ。

公式サイト
http://g-tekketsu.com/

2017年3月11日 (土)

時代遅れになれる喜び

タイガーマスクWの予習に旧タイガーマスクを少しずつ観ています。
全105話で今が55話「煤煙の中の太陽」ですから、5話入りのDVDを1週間に最低1本を借りるとして、あと10週間…。
いやはや昔のアニメは長いw
だからこそ、メインストーリーとは関係ないエピソードをドンドン入れられて世界観が広がったわけですが。
通しで観たことはないので、1話か2話くらいは見逃しがあるのではと思っていましたが、今のところ観たことのある話ばかりです。
何度も再放送してたからでしょうね。
流石は世紀の大傑作です。
しかし、当時は全く気にならなかったけれど、今の目で見ると気になる点がチラホラあります。
前にエントリーで触れた園長先生ほかの高速スライド移動もそうですが、前述の「煤煙の中の太陽」で改めて思ったのは、なんでタイガーマスクはいちいち社会問題に首を突っ込むんだろうか、と。
己の不幸な生い立ちから世の中の不正義が我慢ならないというのは分かりますが、一人でできることには限界がありますよね。
原則として専門家に任せて、有名なプロレスラーにしかできない方法でサポートする。その方がよっぽど現実的かつ効果的なのではと考えてしまう。
まぁ、子供の頃は気にしてなかったんでしょうし、主人公が自ら解決するんじゃなきゃ物語として成立しないのは分かるんですけど、大人になると気になっちゃいます。
もしかして今も伊達直人があの事故に合わず生きていたら、放射脳みたいなこと言い出してたのかな…。
旧タイガーマスクの放映当時は資本主義の矛盾が解決しきれてなくて、大企業や政府を攻撃することに社会的な意義があった。伊達直人の熱い言葉も時代の要請に合っていた。
しかし、今や社会主義の中の福祉や環境についての考えが採り入れられ資本主義社会が改良されて成熟、もはや社会主義の方法論は役割を終えて無用の長物と化したことを思うと、彼の言葉もあの時代だから通用はしたけど、今では通用しないんでしょうね。
でも、それでいいと思うんですよね。
時代に合った発言をする人がいて、その言葉が時代を変えて、変わった時代に対応した新たな言葉がまた発せられる。
それが人の営みであり幸せであることを思うと、伊達直人が放射脳になることはあり得ない。
時代を変えた自負のある人間が自分が時代遅れになったことをむしろ喜ぶことができる。
そういういい歳のとり方をしたんじゃないか、と思うのです。
ええ、生きていてくれてたら、ですけど。

2017年3月 5日 (日)

鉄血のオルフェンズ 第46話「誰が為」

最終話目前にしてこのタイトル。
多くのアニメでは素晴らしいこととされることが多い「忠誠心」という価値観を否定することが多いオルフェンズにおいて、では少年達を結びつけていたものはなんなのか。
もちろん答えは既に出ていて、それは家族であるからなのですが、そのことを改めて描いたエピソードでした。
ただ、そうなると明白にオルガに忠誠心を抱いているミカヅキの歪さが引き立つんですけどね。
それは最終回に向けてかな。
さて、副長がテキパキ指示を出すという形で、やっとオルガに休息の時が。
ブライトさんもジョーダン・ベスも倒れたけど、頑丈なオルガは倒れることすらできない。
じっくりとはいかないけど、考える時間ができました。
これからできる作戦なんて限られてるけど、どんな結果になってもある程度は納得がいくんじゃないでしょうか。

公式サイト
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2017年3月 2日 (木)

「銀魂」1期を観て

今更ながら少しずつ借りて観てたんですが、取り敢えずファーストシーズン観終わりました。
いやー、神楽の憎たらしいかわいさと銀さん長谷川コンビのしょうもなさがすっかり気に入ってしまいましたね。
実は興味がなかったからなんの予備知識もなかったんですよ。
どうせよくあるバトル漫画だと思ってましたから。
(実際、連載中のはバトル漫画展開中ですよね)
そしたら勧めてくる人がいて曰く、今の10代はうる星やつらのように楽しんでいると。
そう聞かされてはね。
うる星の名前を出されて試さずにはいられないでしょう。
そしたら、ギャグ漫画は比べるものじゃないから比べないけど、なるほどスラップスティックで楽しい。
彼の推薦の言葉にはネタバレしたくないけど楽しさを伝えたいという気持ちが込められていることを感じ入ったのでした。
似てるところはありますしね。
子供は元気溌剌に!とか言ってくる上の世代を疎ましく思って反抗的にダラダラする気持ちが主人公達によって体現されているのなんかすごく似てます。
巨人の星的な頑張りを押し付けられることを嫌がり笑い飛ばすってのは、いつの時代も十代のリアルな感情ってことです。
で、野暮を承知で考察するに、これって世代で隔絶されてないコミュニティの楽しさなんでしょうね。
大人は大人同士、子供は子供同士、さらに細かく別れて同年代同士でつるむ現代のコミュニティとは違った。
俺もいいおっさんだけど、俺が子供の頃には既に世代間の隔絶はあって、子供の周りには愉快なおっさんなんていなかった。
でもドラマや漫画にはちょっと前の時代の光景や空気として描かれていて、なんとなく分かる。
そういう古い葡萄酒を新しい革袋に入れてきたんだなぁ、と思うのです。
面白いものの本質は時代を超えるから、デコレーションを工夫すればいいってことなんでしょうね。
(…ただアニメオリジナルだという初回1時間スペシャルだけは全く駄目でしたけどね)

2017年2月27日 (月)

鉄血のオルフェンズ 第45話「 これが最後なら」

追い詰められていく鉄華団。
あらゆるリソースが足りていません。
オルガもいっぱいいっぱいで、成功する筈もないシノの特攻作戦をやめさせることすらできない。
あれじゃシノは犬死にみたいなものですよ、気の毒に。
むしろ、あそこまでラスタルの乗艦に肉迫できただけでも奇跡ってもので。
でも、オルガを責める気にもなれません。
鉄華団は頭脳がオルガだけで、オルガへの負担がかかりすぎ。
2期はずっとビスケットを失った穴が如何に大きかったのか描いてきましたが、危なっかしくて見ていられない。
実際、オルガが暗殺されるだけで空中分解するんじゃないでしょうか。
仮にこの最終決戦に勝ったとしても、その危険性はいつまでも付きまとう気がします。
…マクギリスの身柄を手土産にラスタルに降ってりゃよかったのに。
この逆境をどう撥ね退けるのか。
例えばイオク様がラスタルを同乗させたモビルスーツで脱出したのでそれを撃墜とか、イオク様頼りの作劇だけはやめてほしいものですが。
しかし、駆け引きのドラマとしてのオルフェンズはひとまず終わったものと考え、単純に絶望的な状況で戦う少年達の活劇とすれば、なかなか面白かったと思います。
ダインスレイブ装備グレイズの大部隊はちゃんと絶望感を与えてくれてキャラ立ちしてますから。
Ζガンダムで「強化ランチャー装備のハイザックが何十機かでもいればティターンズ勝てたんじゃないか?」と誰もが思ったことがあると決めつけますが、その妄想を実現したようなものでしょうか。

公式サイト
http://g-tekketsu.com/