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アニメ・漫画 Feed

2018年1月17日 (水)

「エロマンガ先生」には狂気が足りない

「エロマンガ先生」のアニメをひととおり観ました。
で、クオリティは高いんだけど何か物足りない、「俺妹」に比べて足りないのは何か、ということを考えた時。
狂気が足りないっていう結論に達した。
マサムネ先生とエロエロマンガ先生の兄妹カップルは普通すぎるんですね。
社会からの抑圧もなければ本人たちの葛藤もない。
兄妹ものってのは、背徳あってこそと思うわけです。
ここでヒロインが引きこもりという設定が足を引っ張ります。
だって、この環境じゃ誰もヒロインにお前はおかしいって言わない、言えないじゃないですか。
まぁ俺妹と同じ展開にするわけにもいかないんでしょうけど、何かやりようはあるはずです。
にこ先輩が出る前のラブライブを延々とやってる感じで、仲良しグループに緊張感がないんですよね。
ムラマサ先輩が好敵手兼憎まれ役として話をひきしめてくるかと思いきや、あっという間にデレデレですし。
こんなぬるま湯の中にいたら、そう遠くないうちに主人公はダメになってしまう気がするなぁ。
とは言えまあ、どのサブヒロインも魅力的ではあるし、メインストーリーなんかどうでもいいのかもしれません。
各サブヒロインの短編を順に見ていくと割り切れば、何の問題もないですからね。
とりあえず2期では書店の女の子のエピソードもお願いします。

2018年1月14日 (日)

マジンガーZ/INFINITY

強い強いぞ、マジンガー。
もともとマジンガーZは技の宝庫ですからね。
技が出終わったと思ったら、もう次の技の名前を叫んでいる。
ノンストップの快感です。
まぁ、もうちょっと通常のパンチやキックがあっても良かったかな、とは思いますけどね。
わたしスパロボはほとんどやってないんで、機械獣の知識はほとんどないんですよね。
敵のロボットの名前を覚えるようになったのはガンダムが最初で、それまでは毎回のやられ役のことなんてどうでもよかった。
その「どうでもいいやられ役」がディティールアップされたマジンガーの相手役として、当時のイメージそのままで大挙して登場すると逆に不気味で、サーカスのピエロが悪役をやるホラーもの的な無機質な恐怖、作業として淡々と殺戮する無慈悲さが強調される。
それに立ち向かうマジンガーのヒロイズムは否が応でも高揚するわけです。
マジンガーZの量産型「17式」もいいですね。
なんといってもモビルスーツのようなライフルが良い。
北斗の拳で武器を持ってる奴が無条件で二線級に見えるのと同じ効果を挙げています。
武器なんかに頼るなよっちい奴に見えるんですね。
量産型に求められる要素、主人公を差し置いて活躍しそうに見えない、をこういう方法で実現してきたか!とニヤリ。
それでいて、銃器があることで、地球が再度の脅威に対して無防備でなかったこと、軍隊がプロとして対応してきたことが視覚として伝わってくる。
この絶妙の17式の立ち位置があるからこそ、兜甲児のマジンガーZが救世主として立ち上がることに説得力が出るわけです。
ストーリーはまぁ普通です。
どこかで見たような展開&ここはこうなるんじゃないかと思ったらやっぱりそうなった、が多いんですが、マジンガーZに求めているものは戦闘関連でちゃんと見せてもらったんで文句はないです。

エンドロール後エピソード なし

公式サイト
http://www.mazinger-z.jp/sp/

2018年1月 7日 (日)

語呂合わせとカテギュ

以前から、かなり大きな書店でも英語の参考書のコーナーに「語呂合わせで英単語を覚える」本がないなあ、と感じていて、語呂合わせは近年の英語教育では否定されてるのかなあ?と思っていたんだけど…ありました。
ある英語の参考書を読んでいたら、語呂合わせは害も大きいからオススメしないと書いてある。
まあ、そこで挙げられていた理由のうち、そもそも発音が正確じゃないとか、英単語の意味は1対1で日本語と対応しているわけじゃない、ってのは、どうにもピンと来ないんだけど、もう一つの理由が凄く腑に落ちた。
曰く、
記憶は覚えることより思い出すことにより定着する。
語呂合わせは「語呂」というワンクッションを挟むことにより、その自然な流れの邪魔になるし、正確に思い出せるとは限らない。
ああ、カテギュだな、と思った。
オバQがあるエピソードで、出社前のサラリーマンが「サテハラタカ」と言いながら「財布、手帳…」と一つ一つ忘れ物がないか確認しているのを見て真似したくなった。
あくまでサラリーマンの真似をしたいのが目的だから、すぐやればいいことをわざわざ後回し。
3つの頼まれごとを「カテギュ」と覚えて、後になって「さあ、やるか」と思ったものの、さてカテギュが何を指すのかわからない。
牛乳配達料金の支払いを牛乳をゴクゴク飲んで勘違いするなど、あちこちに迷惑をかけたのであった。
語呂合わせの弊害というのも、カテギュなんぞやと同じことというわけで、なるほど語呂合わせ本が消えてしまった理由を理解できたのだった。
しかし、単語がどうしても思い出せない時に、語呂合わせが一縷の望みであるのも確か。
なんとかマイナージャンルとして復活しないかなあ、とも思うのだった。

2017年12月26日 (火)

ノーゲームノーライフを観て「仕方ないな」と

ゲームの勝負で国を奪ったり奪られたりのファンタジー世界。
前から観たかったので観てみたんだけど…
真っ先に思い出したのが「着信アリ」だ。
あの映画で、悪霊の攻撃の及ぶ範囲や発動する条件を一つ一つ解明していって、この条件なら大丈夫とテレビ出演した女の子が、それまでに解明された限界を遥かに超えた悪霊の能力で殺された時、俺は「ああ、まともに考えるだけ馬鹿馬鹿しいわ」と、一気にシラけたのであった。
で、今回も同様にシラけたんだけど、主人公「空」が口車で敵国の美少女ゲーマーの配下を言いくるめる場面で、ああ、これは県立地球防衛軍の盛田やイクシオンサーガDTの最終回みたいなノリのギャグアニメなんだなと理解できたんで、それからは素直に楽しむことができました。
まあ、明らかに小説の地の文を読んでいる場面もあって、原作小説はもっとわかりやすいんだろうなぁ、と思ってしまうんだけどね。
ゲームを題材にする場合、やはりゲームの展開をわかりやすく説明できると言う点で小説が最強だ。
小説とアニメの良いとこ取りであるはずの漫画でも、わかりやすさと言う点では十分ではない。
大好きだったハチワンダイバーが、序盤は盤面を具体的に書いていたが、途中からやめてしまったこと。
具体的な盤面の様子を全く描かない3月のライオンが大人気であること。
それを思うと、頭脳戦の描写に具体性を欠くことも、仕方ないことなのかなぁと思ってしまうのだった。

2017年12月18日 (月)

からかい上手の高木さん 第7巻

かつて未来編を冒頭1話に持ってきたこともあったけど、今度は出会いを描いた過去編から。
連載時から単行本化を念頭に置いた構成なんですね。
今回、面白かったエピソードは高木さんが西方くんを好きな理由がよく分かる「催眠術」と高木さんが真の目的を達成するあたりで快哉を叫んでしまう「大福」。
中1エピソードが冒頭2話にあるおかげで、相変わらず高木さんが上手だけど西方くんのいいところも確実に伸びてるのが、よく分かるんですよね。
そういえば、6巻で距離の縮まった人気の出そうなサブキャラカップルは、この7巻では出てきませんでしたが、あくまで主人公カップルを丹念に描く基本に立ち返ったようで好感が持てます。
来年1月からのアニメ化も間近ですし、そうなるとますます盛り上がりそうですね。

小学館公式サイトの該当ページ
https://www.shogakukan.co.jp/books/09128062

2017年12月15日 (金)

明日ちゃんのセーラー服 第2巻

1巻の時からどっかで読んだことあると思ってたんだけど、これって「女生徒しか出てこない赤毛のアン」じゃないか?
いや、もちろん違うところを挙げたらキリがないけれども。
この2巻後半の木崎さんとの川遊びを見てたら、単に田舎を舞台にしたを通り越してあまりにがっつり大自然と向き合ってて、田舎の名門女子中学というのが単なる舞台設定ではないことを思い知らされる。
というわけで、あまりにあざといタイトルとは真逆の女の子の成長もの。
白倉由美の「セーラー服で一晩中」がタイトルとは裏腹の少女漫画チックな話だったのを思い出すけど、あれはともかくこっちを「あざとく」思うのはわれわれ現代人の心が汚れてるからですなぁw
で、好奇心いっぱいであれもやりたくてこれもやりたくてなかなか部活を決められない小路ですが、その過程でたっぷり躍動感を見せてくれます。
表情がすごく豊かなんですよね。
顔の表情ばかりじゃなく全身の表情が。
一歩、間違えるとパラパラ漫画なんですが、瞬間の切り取り方がうまいんで、そうはなっていない。
1枚1枚が動いて見える絵を続けざまに眺めている感じ。
木崎さんを始めとして友達がどんどんできてくるんですが、納得がいくというものです。

集英社公式サイトの該当ページ
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-890765-9&mode=1

2017年12月13日 (水)

創世のタイガ 第1巻

やっと時間を作って読んだ。
森恒二作品はホーリーランド終盤で知って惚れ込んでから全てリアルタイムでチェックしていたのだが、この「タイガ」はどうしても「自殺島」と比較してしまって、なんとなく脱落してしまっていたのだ。
だが、コミックになって読んでみて、やはりこの人の作品は面白い。
卒業旅行のさなか、原始時代にタイムスリップした大学生たち。
マンモスや巨大哺乳類に怯えながらも生きる知恵を身に付けていく。
サバイバルと言う点では自殺島と同じだが、彼らは「自殺島」の自殺未遂者達と違ってかなり前向きだ。
ゼミではかなり真面目に勉強していたようで、地質学や古生物学の知識も豊富。
さらに主人公のタイガは格闘技の経験まである。
こうなってくると、しばらくは安全な気がしてくる。
人数が男4人女3人と整理されているので、もしかすると全員生き残るかもしれないという期待もある。
もちろん2巻以降はそうはいかないのだろうが…。
いつもタイガの隣で友情を超えた信頼を見せるアラタや好奇心旺盛でいながらマイペースなチヒロの2人は、これまでいなかったキャラで、特に楽しみだ。

現在1巻続刊中

講談社コミックプラスの該当ページ
http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784063546842

2017年12月12日 (火)

ばくおん!!感想

JKバイクアニメを観た。
途中からけっこう面白くなってきて、最後まで楽しめた。
だが、面白さのタイプがJKキャピキャピアニメのそれじゃない。
これほどまでに、おっさんが女の子の着ぐるみを着ていると思わせる場面の多いアニメもない。
俺はバイクに詳しくないが、色々な趣味の性格の悪いマニアのことはよく知っている。
「男の」バイク好きの中には、こんな風に贔屓会社以外の他社のバイクを口汚く罵る奴もいるんだろうなあ、と想像してしまう。
俺は門外漢だからまだしも、バイク好きな人はこのアニメを観て腹を立てるのではあるまいか。
だがまあ、これはまだ長所と短所は表裏一体、と言える。
一つ、どうしても譲れないところがあって、俺は交通事故をギャグにするのが嫌いなのだ。
ラブひなでもいつも車に轢かれて血をダラダラ流してるキャラがいたが嫌悪感しかなかった。
女の子や女教師の描き方も序盤はなんだか歪んでいた。
「これ絶対、作者は女だな。あんたら男は女をこんなふうに見てるんでしょ!という悪意を感じるんだよな」とずっと思ってて、後で調べたら男だった。
とは言うものの…
こういう欠点に慣れてきてどうでもよくなってきてからが本領発揮である。
初登場のテリーマンや海原雄山のようなものだと思って、中盤以降の性格が本来の性格だと補完する。
そうすれば、その頃には新入生も入ってくるし、その後輩の子との関係の中で初期メンバー4人も以前のキャラを立てるための極端にエキセントリックな言動もなくなってきて、本来の魅力を発揮してくるのだった。
そういう意味で新入生の千雨ちゃんが(極端な言動が必要ない故に)とてもいい子に見えるのは下駄を履かせてもらってるんだろうなぁ。

公式サイト
http://bakuon-anime.com

2017年12月 9日 (土)

いつかみのれば 第1巻

漫画でJKに部活やらせるんだったら、このぐらいとことんやれよ。
と今後のお手本にしたいくらいガチの対戦格闘ゲーム漫画。
Twitterで紹介されてて手に取ってみたら大正解でした。
格闘ゲームを知らなかったみのるが、成り行きで強敵と戦いながら強くなっていくわけですが、強くなっていく理由も逆転勝利する理由もいちいち納得がいくんですよ。
格闘ゲームである以上、キャラの強さには他のバトル漫画ほどの差はない。
そりゃあどんなゲームでもゲームバランスは完璧といかないでしょうが、少なくともラオウとジャギ程の差はないでしょう。
だから安直に描けば、まあ初心者が上級者に勝つこともあるよね、くらいの感想にしかならない。
そこをとことん、上級者は何が違うのか、初心者とはどんな差があるのかを徹底的に描き、その上で付け入る隙を描いていく。
圧倒的な強敵、それに勝利する主人公。
そこに精神論も奇跡も介在しない説得力は見事です。
対戦相手のキャラもご都合主義がない。
よくある初登場の時は極悪人で試合が終わると善人になるパターンを巧みに回避している。
私は他のバトル漫画のそういうパターンも大好物で、味方キャラの初登場のときの悪事は忘れることにしていますが、その必要がないって言うのがこんなに気持ちいとは思いませんでした。
劇中ゲームの猫格闘家のタッチも、猫の可愛さと武道家の荒々しさを併せ持った「達筆」とでも言うべきリアルとコミカルのハーフ&ハーフ。
バトル漫画やスポーツ漫画の必要悪を丁寧に潰しているのがとても興味深いです。
それにしてもみのるが使うキャラ・ニャンポーのモーションはプロの格闘家であるお父さんのモーションをキャプチャーしたものという設定だけど、お父さん、鉄山靠なんて使えるの?
八極拳の技が使えるプロの格闘家なんて実際にいたらファンになっちゃうかもなぁ。

現在1巻続巻中

一迅社WEB該当ページ
http://book.dmkt-sp.jp/book/detail/book_type/010/title_id/0000246575/?

2017年12月 5日 (火)

バンドリ!を観て思ったこと

ガールズバンドアニメ「バンドリ!」を観た感想。
https://bang-dream.com
いや、感想とは違うか。
内容はまあ、よくある高校生女子部活もので特筆することはないんだけど、一つ気になったことがあったので。
人間の欲望には限りがないというか。
けいおん!がほとんど練習らしい練習をしてないことが批判され(ていうか俺も(批判こそしなかったものの)欠点だと思ってて)、それ以降はちゃんと練習をしている音楽活動ものが出てきてこれもその範疇に入るんだけど、そしたら今度は別の点が気になってくる。
彼女たち、ちょっとした空き時間にもつい口ずさんだりスティックを叩く動作をしてしまうなどの「音楽好き仕草」がないんだね。
ただまあ、これが仕方ないことはわかってる。
実写と比較した一長一短の文脈で語られるべきポイントで、アニメは(声優のアドリブという例外はあるが)指示したとおりにしかキャラが動かないけど、実写では俳優が脚本やコンテに指示されていない行間を埋める。
息吹きになる。
一般的に実写のメリットとされている点だ。
でも、逆に言えば、指示さえすればアニメキャラはどんな表情や動きでもできる。
そこにマンパワーの制限が関わってくるわけで、前述の「音楽好き仕草」についてなら、俺のような少数派、気にする人しか気にしないんだから、描かれなくても仕方ないわけだ。
でももしかしたら、いつの日にか、行間をAIで埋めるようになるかもしれない。
そうなった時に見るアニメは、ゲームとの垣根が限りなく低いものになるんだろうなあ…。