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2012年4月20日 (金)

既視感とトレース

市役所に用事があったので、ついでに隣の警察署に行って運転免許の住所の変更をしようと思った。
入り口から中に入って真っ直ぐ進むとドアがあり、その横にはプレートがあったので、どこが免許証の担当窓口なのか分からないこともあって、何かしらの情報を得られるかと思い、暫しそれを眺めた。
するといきなり後ろから「何か御用ですか?」と警察官に声をかけられたので、ややビビりながら免許証の担当窓口は何処かと訪ねたところ、それは俺の見ていたプレート及びドアのすぐ斜め後ろにあることが分かった。
要するに入り口を背に通路はすぐに右に曲がり、そのカーブの内側、入り口からは見えないところに窓口があったわけだ。
ビビらせられてちょっと悔しかったが取り敢えずお礼を言って窓口に向かう。
すると窓口の婦警さんに住民票あるいは住所の分かる郵便物が必要だと言われた。
ついでだったんで、そんなものは用意して来なかった。
仕方なく俺は住所書き換えを諦めたが、どうせ書き換えなくても大した実害のない免許証の現住所表記のこと。
暫く、それこそこれから何年も書き換えなかったとしても、何ら不思議はないと思われるのだった。
さて、俺はこれら一連の出来事を体験しながら、何かが引っかかっていた。
こんなことが前にもあったような…。
そうだ、10数年前に札幌から室蘭市に引っ越した時も、これとほぼ同じ体験をしているじゃないか。
警察署の構造以外は、ほぼ完全に10数年前をトレースしている。
人間のやること思うことって、月日が経ってもそんなに変わらないんだな、と改めて感心したのだった。
さて、その時の俺は結局、室蘭市にいる間には書き換えをしなかったはずだ。
そして、今のこの俺の精神状態は、あの時と同じに戻っている!
すると、やはり今回も書き換えを行わないことになるのだろうか?
いや、それは面白くない変化がないと思う気持ちから、俺は近々、また書き換えに行こうという気になっている。
今、俺を支配している気持ちはこうだ。
警察官に後ろから声をかけられた時から後の行動を、俺は何かに動かされているような気がしながらトレースしていた、いやさせられていた…無意識というやつに。
そっくり同じ気持ちを抱き、そっくり同じ行動を取る自分…。
そんなかっこわるい自分はゆるせない!
それが自由と変化を愛する俺には気に入らない、「だから」書き換えに行くのだ。
人間って何よりも自分から自由になれないものだと思う。