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2019年1月 9日 (水)

D&D5eザナサー「インクィジティヴ」の戦闘中捜査は物語を縛ってしまう

D&D5eザナサーのローグのサブクラス「インクィジティブ」。
探り屋、の邦訳のとおりシャーロックホームズやコナンくんをやりたい人向けなんだと思うけど、そこに並ぶ各レベルで得られる特殊能力に「うーん…」と思った。
たいていの特殊能力は戦闘の時にそれを有利(ゲーム用語のそれに非ず)に運ぶものか、戦闘していないときに用いるものであるのに対し、3LVの「細部漏らさぬ目」13LVの「騙されぬ目」は戦闘中に罠を探すとか敵を探すとかの探索を行うものだ。
なるほど便利ではある。
しかし、だ。
これは2019年1月5日のエントリー「TRPGにおける「不便」の仕込み」
http://kotodamaxxx.blog.bbiq.jp/gold/2019/01/trpg-e686.html
で言及した要仕込み案件の中でも最たるものではないか?
この能力を必要と思ってもらうために「戦闘中にこの仕掛けに気づいていればもっと楽だったのに」と言うギミックを戦闘が行われる部屋に日ごろから仕掛けておく。
すでにこの能力を経たキャラクターのために、そのような仕掛けが高確率で設置されるようになる。
正に本末転倒の事態となってしまうわけだ。
ましてやダンジョンはほぼ全てのシナリオにおいて登場するもの。
そのマップデザインがパターンにはめられてしまうのがよいこととはとても思えない。
だから本来ならこういう能力は特定のクラスのみに独占させるべきではない。
誰もが同じような確率で気づくようになっていれば、「仕掛け」はマスターが自分の気分で設置の有無を決められるのだから。
…まあ、物語を再現するためのルールを基本システムの中で取り扱うか個別のユニットの中で例外として用いるかは間口の広さともかかわってくるからどちらが良いかは何とも言えない、と言うのはわかるのだが…。
例えば「敵の武器の弾き飛ばし」が、バトルマスターの「ディザーム」専売特許から、後で誰でも行えるルールに変わったように、戦闘中のギミック発見も何らかの後付のサポートが必要な気がする。
それまではインクィジティブのみがボーナスアクションでそれを行え、他のクラスはノーマルアクションで行う、くらいの妥協案でやっていきたい。

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