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2018年12月12日 (水)

D&D5e疑義案件その12〜ディザームと武器落とし

ダンジョンマスターズガイド272ページ。
「戦闘オプション」の一つ「武器落とし」を見て快哉を叫んだ。最初のうちは。
相手の武器を弾き飛ばすのは基本ルールではバトルマスターにしかできない。
ファイターが3LVでバトルマスターを選択して得られる「戦技」のうち「ディザーミング・アタック」…まあ長くて面倒だからクラシックD&D同様にディザームと呼ぶけど、それを使うのだ。
これにはずっと違和感があった。
だって敵の武器を弾き飛ばすのなんて誰だって試みることができる。
子供の喧嘩や夫婦喧嘩だって相手が新聞紙を丸めたものやハリセンを持っていたらまず奪うか捨てさせるだろう。
それが冒険者の中でも一部の者にしかできないなんておかしいじゃないか。
しかし、安易に「できる」ことを増やすのは、バランスを崩したりバトルマスターの長所を奪いかねない。
採用するかどうかはバトルマスターのディザームに比べてどのくらいの劣化なのかを見て判断しようと思ったら…

・ディザーム
成功条件
攻撃側(8+習熟ボーナス+筋力または俊敏力ボーナス)>防御側(D20+筋力ボーナス)
コスト 戦技ダイス1つ
効果 成功の時…敵の武器を弾き飛ばす。かつ通常攻撃ダメージ+D8
失敗の時…弾き飛ばしに失敗。但し通常攻撃ダメージ+D8

・武器落とし
成功条件
攻撃側(D20+習熟ボーナス+筋力または俊敏力ボーナス)>防御側(D20+【筋力】<運動>または【俊敏力】<軽業>)
コスト なし
効果 成功の時…敵の武器を弾き飛ばす。ダメージは無し
失敗の時…弾き飛ばしに失敗。ダメージは無し

う〜む。
防御側で使用するスキルが違うから一概には言えないけど、D20の平均値が10.5であることを思うと、下手したら「武器落とし」の方が成功率が高いじゃないか。
もちろん武器を弾き飛ばして同時にダメージまで与えられるのはさすがバトルマスターではあるのだが、純粋に弾き飛ばす確率が低いとなると、これをそのまま導入するのはまずい気がする。

で、いろいろ考えたんですが、特にアレンジせずこのまま採用することにしました。
これが自分のオリジナルシステムや或いはD&Dであっても固定メンバーとだけ遊ぶなら、ハウスルールをガンガン加えたいところではあります。
「武器落とし」にだけ防御側に+5のボーナス(※有利不利は±5相当なのはプレハン177ページコラム「隠れ身」「受動<知覚>」6行目に記述がある)あたりが1番、簡単で説得力がありますかね。
…でも、コンベンション渡り歩いてその度に違ったプレイヤーと遊ぶスタイルなんで、あまり根本の確率を変えるタイプのルール解釈は行いたくないんですよね。
それにダメージのあるなしと言うのはきっと最初に思った以上に大きい。
失敗しても少なくともダメージは与えられる(しかもいつもより大きい!)となると気軽にディザームを仕掛けられるバトルマスターに対し、
失敗したら何の効果も与えられず、これだったら普通に攻撃したほうがよかったな、と後悔することになる通常の「武器落とし」は使うかどうか迷うことが多いでしょう。
だったらそのままでもいいんじゃないかな、と思いました。
それに「ディザーム」の項目にはなかった「状況による有利不利」の記述が「武器落とし」には加わっている。
これを「ディザームは状況にかかわらず一定の効果を出すことができる」からということでルールブックそのままにしておけば、それもディザームの武器落としに対する優越となる。
ダンジョンマスターズガイド272ページには
・防御側が両手で武器を持っていれば攻撃側判定に「不利」
・防御側が攻撃側よりサイズが小さければ攻撃側判定に「不利」
・防御側が攻撃側よりサイズが大きければ攻撃側判定に「有利」
である旨が記載されておりますが、
バトルマスターのディザームなら、両手で武器を持っている相手にも通常と変わらぬ効果が期待できるわけです。
その分、相手が大きい時の「有利」はなくなってしまいますが、まぁ仕方ないでしょう。
今まで述べてきたこれらの違いを実際の光景として想像してみると、
バトルマスターのディザームとは膂力で強引に武器を弾き飛ばしに行き、なんなら余勢を買って相手の体勢をそのまま崩してしまえ、と言う豪快な技なので弾き飛ばしの成否に関わらず(体勢崩しという形で)相手のHPを減らせるが、技の性質上、自分より大きな相手には効果が薄くなってしまう
といったところでしょうか。

というわけで、
「ディザーミング・アタック」も「武器落とし」も一言一句そのままルールブックの通りと言う、大山鳴動して鼠0匹になりましたw
「変えない」にしてもじっくり考えてその結論に至ると、実際にマスターやるときにあたふたせずに済みます。

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