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2018年10月 6日 (土)

D &D 5e「待機アクション」精読

まず結論だけ言う。

自分のイニシアチブ数値が17の時、手番「17」で移動し、アクションは待機アクションを宣言して遅らせることができる。

待機アクション。
D &D 5eバトルシステムの根幹をなす「各キャラクターごとのイニシアチブ」の例外規定。
これを単純に手番を遅らせることだと思っている人が多すぎて。
例えばイニシアチブの数値、つまり手番が「17」だったとしよう。
セッションで待機アクションを宣言したプレイヤーの実に多くが、16以下の好きな手番に好きな移動と行動を取れるものと思い込んでいるのを私は見た。
そしてできないと知るとなんか納得がいかないみたいなんだよなあ。
まあ、気持ちは分かる。
何せ他のTRPGに於ける同種のルールではまさに「単純に手番を遅らせる」運用が多いから。
しかしD &D 5eの待機アクションでできる事はかなり限られるのだ。
まず待機「アクション」であってそこには移動が含まれないことは最初に注意しておかなければならないポイントだ。
プレハン第9章「戦闘」192ページ「戦闘中のアクション」。
ここには各キャラクターが自分のターンに行えるアクションが列挙してある。
待機アクションはその中の一つだ。

「自分のターンに待機アクションを取ることができる」
「次の君のターンの開始時よりも前のどこかで、君のリアクションを用いて行動することができるようになる」
「まず、リアクションのトリガーとなる状況〜そのトリガーに対して行うアクションを1つ選ぶ」

ここで言っている最後の「アクション」はまさに192ページ「戦闘中のアクション」に列挙されたものであり、だからこそ遅らせることができるのは(通常、自分のターンで行える移動+アクションのうち)アクションのみなのである。
その上で189ページ「君のターン」にはこう書かれている

君は自分のターンにおいて、1つのアクションと、〜移動を行うことができる。

これをまとめると冒頭の結論になるわけだ。
再掲しよう。

自分のイニシアチブ数値が17の時、手番「17」で移動し、アクションは待機アクションを宣言して遅らせることができる。

さらにこれはリアクション扱いだから1ラウンド1回のリアクション回数制限に引っかかる。
(まあ、通常リアクションでは行えないアクションもこの「リアクション」では行えるのだが)
そしてトリガーとなる状況が結局は発生しなかったら、待機アクションはみすみす無駄になる。
あくまで例外規定と言うこともあり、行えるなら通常通りのアクションを通常通りのターンに行ったほうがよさそうだ。

面白いのはトリガーを満たしてアクションが発生するのは「次の君のターンの開始時より前」なので、例えばその戦闘におけるイニシアチブの数値が「17」だったとしたら、アクションの発生は「次のラウンドの19」時点であっても構わないと言う事。
19で前のラウンドの待機アクションで宣言されてアクションが発生したたった2つ後の「17」にはそのラウンド本来の自分のターンがやってくるわけだ。
これは実質的に1ラウンドに2回の攻撃ができることを意味するわけで、おいおいほんとにそれでいいのかと言う気もするが、だからこそわざわざ括弧書きで
(訳注:より正確に言えば、リアクションの使用回数は次の自分のターンの開始時に復活する)
と注記され、直前の
リアクションは1ラウンドに1回までというルールを忘れないこと
の例外であることが示されていると言うわけだ。

またボーナスアクションを待機アクションとして遅らせることができるかどうかはどこにも書いていない。
これは各マスターが判断するしかないと言うことなんだろう。
私は次のように判断します。

ボーナスアクションも遅らせることができる。
但し、(例えばローグの「巧妙なアクション」のように)ボーナスアクションとして採れる選択肢に制限があり、その制限の中に待機アクションが含まれない場合はこの限りではない。

ボーナスアクションを通常の手番で行い、アクションだけ待機アクションとして遅らせることもできる。

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