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2018年4月

2018年4月 7日 (土)

ぷちGARAKU 音更ぎょうざのスープカレー

4月のマンスリーが遅れて10日からなんで、それまでの繋ぎとのこと。

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このカレーを注文する人には、マンスリーカレーを楽しみにしていて、その代わりに注文する人が多いと思うんですが、そういう人をがっかりさせるカレーであってはならないと言うハードルがある。
そのハードルはちゃんと超えてると思います。
餃子はスパイシーで、スープのスパイシーさに殺されずかといって凌駕もしない絶妙のバランス。
私、ここ最近、ずっと4番で通してきたスープの辛さを5番まで上げたんですが、ちょうどいいハーモニーですかね。
スープの中でぎょうざの具が舌で潰れる時に具がスパイシーに自己主張し、しかし徐々に飲み込まれる。
味のグラデーショナルな変化が何とも楽しくて、具を箸で半分ずつに割って2倍、堪能しました。

2018年4月 6日 (金)

精霊カフェ

チャイナ版アウターゾーンのような話。
夕張の映画祭で観てきました。
貧しい結婚式に腹を立て結婚式場から逃げ出す花嫁の文燕。
北京の結婚式の相場は知らないが、中華料理屋で式を挙げ、遊園地の子供用機関車のような車でパレードするのは相当に…よく言えば素朴、悪く言えばみみっちいのだろう。
そんな彼女が北京の裏町、胡洞の隠れ家的バー「精霊カフェ」に迷い込み、散々、愚痴をこぼして、美貌のバーテンダーの作る怪しげな魔法のカクテルを飲むことで、彼女は世にも不思議な体験をすることに。
こういう話だと邦画だったら完全なハッピーエンドにするところだが、そう単純にはいかないところが面白い。
このわがままな花嫁にも同情すべき点はある、とつい俺なんかは考えてしまうのだが、大陸の思考パターンは違うようで、彼女に注がれる制作サイドの視線の厳しいことと言ったら!
しかも、物語が進むにつれて、新郎の譚術が如何にいい人かが、回想シーンや文燕に秘密にしていた事実等を交えて、これでもかこれでもかと描かれる。
あまりにも満漢全席のようないい人要素のスコールに、途中から変な笑いが。
だって、花婿がいい人であればあるほど、花嫁の理不尽さが強調されて、ヒシヒシとやな予感しかしないw
結末は皮肉もいいところで、喜んでいいんだか悲しんでいいのか、狐につままれたってのはこういうこと言うんでしょうね。
いかにもシリーズものの中の1エピソードという感じなのに続編は絶対にないような落とし方をしてるのも、この不思議な感覚の一部なのかもしれない。

公式サイト…はないので、
夕張の映画祭のサイト
http://yubarifanta.com/films/4481/

2018年4月 5日 (木)

ナナちゃんOh mein GOTTしよ

なんか食べながら観ちゃいかんよ。
わたしは夕張の映画祭で観てきました。
「パンツの穴」系統の「明るいスケベ」映画。
しかし、扱う題材は…
繰り返しますが、なんか食べながら観ちゃいかんよ。
苔の一念、岩をも通すというか、中高生のうちだけですよね、大声で「やりてー!」って言っても馬鹿な奴だなぁ程度で許されるのは。
でも俺も含めて大半の人は、若い頃でもそんな事は恥ずかしくてできなかったのでは?
で、まぁそれでも、若い頃に戻れたら大声で叫びたいとも思わないんだけど、どことなく羨ましくもある。
何か食べながら観ちゃいけない渾身の演技からは、そんなことが伝わってきます。
男に好きと言われて嬉しくない女はいないと言われますが、そんなことないですよね実際はw
しかし、そのファンタジーを真っ正面から描いています。
何か食べながら観ちゃいけない主人公を描くことで。
何か食べながら観ちゃいけない、って何回、書いたっけ?
ギリギリ、ネタバレになってないよね?
愛の告白ってギリギリのラインでなりたってるところがあるけど、双方ともにギリギリのラインを超えてれば、逆にお互いにはなれられない気がするw

公式サイトはないので、ゆうばり映画祭のサイト
http://yubarifanta.com/films/4478/

2018年4月 4日 (水)

風都探偵①②巻

読了。
仮面ライダーW正当続編「風都探偵」、1、2巻同時発売と言うことで一気に読んで実に堪能しました。
もともと三条陸は私にとっては10割打者。
面白くならないはずがないんですが、一気に2巻まで発売されると、暗躍する敵勢力の正体に翔太郎やフィリップが気づいたあたりまで話が進むものですから、数部作の映画の一作目を見たかのようなボリュームと満足感があります。
はっきり何年かは言ってませんが、照井竜と亜希子の夫婦がラブラブでまだ子供が授かっていないこと、テレビ版では高校生だったクイーンたちが女子大生になっていることなどから、2、3年後なんじゃないかと推測できます。
で、そんな感じで懐かしい人があちこちに登場しますが、それはあくまでスパイス。
本編が十分過ぎる位面白いです。
あくまで私立探偵ですから、怪人〜ドーパントのメモリをブレイクするだけでなるべく殺さず、司直の手に委ねる。
だからこそ怪人の正体を見極めるまでは変身せずに探偵として調査に徹し、一般市民に危害を加えないようにするわけですが、販促の必要がないためか翔太郎が自ら身を呈する場面が多く、テレビ版以上にその説得力があるように思います。
翔太郎、なんも変わってなくて嬉しいなぁ。
本質は変わらない上に人間味を増したフィリップもいいですね。
かつて魔少年と呼ばれていた、と自称するフィリップですが、魔少年に人間味が加わると見事な変人になってしまって、その化学反応ににやけること必至です。
翔太郎と恋仲になると思われる新ヒロイン、ときめの登場も漫画展開ならではですね。
兄弟拳バイクロッサーで最終回で兄がヒロインとくっついてしまったので弟がなんだか可哀想になったものですが、あの時にダブル主人公もので片方だけに彼女ができるのは良くない、と確信した。
亜希子が翔太郎とフィリップどちらとくっつくでもなく竜と結婚したのもそれに類する理由からでしょうし。
しかし、より対象年齢の高い漫画展開なら、恋愛要素需要がメタな事情を上回る。
紛れもなく「W」だけど漫画でしか見られないものが見られる、とてもおいしい漫画ですね。

公式サイト
https://bigcomicbros.net/comic/fuutotantei/

2018年4月 3日 (火)

日高晤郎に捧ぐ(800)

(800)と付けてることから分かる通り、タイトルに多いに偽りありなわけだが。
日高晤郎が亡くなった。
しまった!と思った。
いつか使おうと思っていたネタを使わないうちに日高晤郎が亡くなってしまっては、ネタの鮮度がガタ落ちだ。
それは次のようなネタだ。
現代もののTRPG(真女神転生TR PGを考えていた)のセッションを想定し、私がゲームマスター(GM)を務めるものと考えてほしい。

GM「馬上の老マタギは驚く君たちの前で馬首を巡らせ颯爽と立ち去る。
君たちの足元には先ほどまで君たちを追い詰めていた恐るべき羆が死体となって横たわっている。
老マタギの射撃は羆の足首から下を消し飛ばしており、確実に君たちを救うべく単にヒグマの命を奪うに留まらない最も効果的な一撃を与えた事は明らかだった。
美人バスガイドが驚きの声を上げる。
『あれは日高五老将の1人、静内一郎!』」
プレイヤーが日高五老将について聞くと、美人バスガイドは次のように説明する。
GM『北海道を代表する馬産地・日高には馬上射撃を得意とするマタギが数多おり、古来より開拓地を魔の侵攻から守ってきました。その中でも古来の技を受け継ぐ5人の老人を日高五老将と言うのです』
プレイヤーが何か言いたそうにする前に、マスターは次のように付け加える。
GM「美人バスガイドは凛とした声で付け加える。『北海道人で日高五老将を知らぬものはおりません!』彼女の声と表情を判断するに嘘をついている様子は無い」

…と言うネタをやろうと思ったのが20年ほど前。
しかしその後TR PGから離れ、しかもこのネタは肉声でなければ意味がないことからお蔵入りなっていたのだった。
思いついたネタはどんどん使っていかないと古くなる。
そのことを俺は身に染みたのであった。
最後になりましたが日高晤郎さん、ご冥福をお祈りします。

リメンバー・ミー

ミュージシャンになりたい少年・ミゲルと反対する家族。
…と言うと邦画なら少年の意志こそ絶対正義、邪魔するものは親でも悪!みたいな作劇になるのが通例だが、この映画の舞台はメキシコ。
少年にとっては家族も大切だ。
家族が音楽を嫌う理由は遠くご先祖様からの因縁にある。
ふとしたことから死者の国でご先祖様に出会ったミゲルは、それら全てと向き合うことになるのだが…。
メキシコ人の死生観、それを踏まえた家族の在り方が、懐かしさと目新しさのハーモニーを奏でて我々を魅了する。
昨年の「モアナ」も舞台となる南洋の神話がとても目新しく、未知の体験への驚きに満ちていたが、このRemember Meも見るもの全てがワクワクでいっぱいだ。
ファンタジーが中世ヨーロッパ騎士と魔法使いフォーマットに則ったものだけでは面白くない。
きらびやかで音楽に満ちた、しかしすぐそこに悲しみの影が忍び寄っている死者の国のイメージは、これぞ「幻想と言う意味の」ファンタジーと断言できよう。
とは言え日本人にも理解しやすい世界観ではある。
本邦でもお盆にご先祖様は帰ってくるし、誰も覚えていなくなった時に人は本当に死ぬ、という考え方は人が自分の人生の意味を考えるときにその大黒柱として自分を支えてくれる。
それにしてもなんと誠実に死と向き合っていることか。
日本で死者の国を扱った子供向けの映画で、主人公の少年少女が閻魔大王その他諸々に涙ながらにお願いすると死者が甦るパターンがあるが、俺はガキの頃からそれが子供だましに思えて実に嫌だった。今でも嫌である。
それと比べて、冷厳たる事実があってだからこそその中で精一杯の喜びも悲しみもあるのだと言ってくれるこの世界観は厳しくも優しい。
死者は自分たちを縛る。
しかし優しく見守ってもくれるのだ。

エンドロール後エピソード なし

公式サイト
https://www.disney.co.jp/movie/remember-me.html