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2018年3月15日 (木)

D&Dにおける「職業と背景」

D&D第5版プレイヤーズハンドブック。
予想どおり第3章「職業」に続く第4章「背景」は順調に読み終わった。
というか、職業と背景は一緒にまとめて読むのが本筋なんだろう。
職業を2つ3つ、背景を2つ3つ読んで、それらを組み合わせればどんなキャラクターになるんだろうと想像する。
職人を背景とするクレリックは、普段は機織りで生計を立て、必要とされた時に神に仕えるのかも知れない。
共和制ローマでは専業の神職はおらず、他に職業を持つ人々が交代で神殿の仕事をしていたし、そういう信仰の形もありだろう。
また侍祭を背景とするファイターは、地方の名士の三男坊で幼くして僧院に放り込まれたが、兄達の戦死で還俗させられたばかりなのかも知れない。
彼が聖職にあった時の癖で、つい聖典からの引用をしてしまっても不思議ではない。
こんな感じで妄想たくましくしていけば、そのほうが理解も早いし、ゲームを早く始められる。
残りのたくさんある職業や背景は、おいおい読んでいけばいいのだ。
そんな中で特に感心したのが吟遊詩人、バードだ。
職業のページだけ見た時は、複雑な感じだった。
吟遊詩人同士の集まりがあり、そこで魔法の効果のある歌を教わる吟遊詩人たち。
これはこれで面白いが、思い描く吟遊詩人像から離れてると感じる人も多いのではないだろうか。
しかし、背景に「芸人」があることで話が面白くなってくる。
普段は芸で稼いでいるファイターやソーサラーがいても構わない。
それもまた広義の吟遊詩人ではあるだろう。
D&Dの職業たる「バード」ではないとしてもだ。
吟遊詩人が別に魔法なぞ使えない設定のファンタジー小説はいくらでもある。
アルスラーン戦記の旅の楽士・ギーヴなんかは、芸人の背景を持ち弓とショートソードの習熟を持つファイターとすれば、十分にD&Dのルール内で再現できる。
職業が単独で存在する多くのTR PG や大半のCRPG では、それがこれまでの人生を意味するのか、現在の収入源を意味するのか、旅の中で集中的に学んでいる分野を意味するのか、果たしてそのどれなのかがわからず「ロールプレイ」する上で支障があった。
生活の手段と冒険者としての役割を明確に区分したこのシステム、結局のところバードは背景に芸人を、バーバリアンは背景に辺境育ちを、ファイターは背景に兵士を、というようにそれっぽい生計を選ぶことが多いわけで結局、分けた意味がないのではと言う気になってしまいがちだが、どうせならなぜその組み合わせになるのかそのキャラクターが過ごしてきた人生を妄想する楽しみを味わいたいものだ。

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