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2018年3月

2018年3月31日 (土)

D&Dにおける先攻後攻と個別イニシアチブと待機アクションのトレードオフ

D&D第5版。
最初に出たプレイヤーズハンドブックをまだ読み終わらない。
次に出たモンスターマニュアルが出るまでには、という目標が未達になった時には、まだ言い訳がついた。
極端な話、プレイヤーとしてはモンスターのデータなど知らなくてもいいと言える。
しかし、ダンジョンマスターズガイドが出る前には読み終えておきたかった。
名前とは裏腹に背景世界の作り方等は、プレーヤーにとっても重要な情報と思うから。
というわけで出たばかりのDMガイドの異様にかっこいいリッチの表紙を眺めながら、早くこっちに取り掛かりたいなぁと思うのでした。
さて、「第1部 キャラクター作成」は参照しなければならない事項が多くて読み進めるのにも時間がかかりましたが、「第2部 ゲームのプレイ」はサクサクと「第7章 能力値の使用方法」「第8章 冒険」「第9章 戦闘」まで一気に読み終えました。
これまでプレイヤーとして参加してきて、すでにマスターや他のプレイヤーに説明を受けながら何度もこなしているいると言うこともありますが、煩雑さがなく理解しやすいルールと言うのも大きいです。
TR PGのルールは、基本ルール部分を多岐にわたってきっちり定め例外規定を最小限にするか、逆に基本ルールは少なめに但しユニットごと状況ごとの多種多様な特殊規定に下駄を預けるか、その2つのどちらかであると思いますが、この第5版では後者を基本に、でありながら前者といってもいいくらいに基本ルールの分量もそれなりにあると言うもの。
私は出戻りですからクラシックD&D(80年代)との比較しかできませんが、かなり整理されていると感じました。
やはり大きいのは戦闘におけるイニシアチブですね。
敵全員の行動と味方全員の行動を交互に行うクラシックD&Dに対し、各プレイヤーキャラクターごとにイニシアチブの数字を決める第5版。
クラシックD&Dの戦闘における先攻後攻システムをファイアーエムブレムとするなら、第5版のイニシアチブシステムはシャイニングフォースといったところでしょうか。
クラシックD&Dのフォロワ作品群において、イニシアチブシステムは主流となりました。
やっぱり「ロールプレイ」との相性が良いですからね。
物語の最中で戦闘が起こったり、戦闘の最中に物語が展開したり、といった状況を再現しやすい。
しかし先攻後攻システムにもパーティー全員の行動を最適化できるという長所があり、それはゲームマスターが状況を管理しバランスをとりやすいことにも通じます。
イニシアチブシステムだとどうしても個人技が中心となります。
それに遅い目を出した次のターンに早い目を出した場合、実質的な2回攻撃になってしまう。
その良いとこ取りを目指したのが、第5版における変形イニシアチブシステムなんでしょうね。
最初のラウンドのイニシアチブの結果を2ラウンド以降も踏襲すれば、イニシアチブシステムを基本にしつつも、その欠点を最小限にし、場合によっては先攻後攻システムならではの連携も可能になります。
ここらへんさすがは歴史のあるシリーズです。
ただ1つだけ難点があるとすれば「待機アクション」を取ったことが、全員にばれてしまいますよね。
姫君に危害を加えようとする敵がいたらすかさず割って入るとか、敵が魔法を使ったらすかさずディザームで杖を叩き落とすとか、待機アクションには燃えるシチュエーションを演出するとても大きな魅力があると思うんですが、「自分の手番を犠牲にして何かしようとしている」ことが丸わかりだと対処されてしまうかもしれない。
「ロールプレイ」と「戦闘」はなかなか両立が難しいと言うことなんでしょうがね。

2018年3月30日 (金)

遠山先生お疲れ様でした

3月30日をもって、2017年度のラジオ英会話が終わりました。
今回の終了は、2017年度のそれにとどまりません。
長年にわたり講師を務めた遠山先生が降板されたからです。
遠山先生の在任期間はなんと10年。
私は最後の3年しか聴講しておりませんが、長きにわたって聴講してた方も多いのではないでしょうか。
寂しい気もしますが、一昨年の秋ごろ体調を崩され、その間は再放送となっていたことを思うと仕方がないことなのでしょう。
まずはお疲れ様を言いたいです。
ラジオ英会話はまさに「会話」でした。
文法の説明は限りなく少なく、その代わり実践に即した会話を物語形式で展開。
本来は、もう英文法やある程度の単語は押さえた人向けなのでしょうが、わたしのように学生時代は文法に嫌気がさしていた人でも楽しくリスニングできる。
軽妙で天性の明るさを持った遠山先生とマニングさんとアドラーさんの語りのおかげもあり、とても間口が広かったと思います。
この間口の広さがあったからこそ、前日に予習として、ダイアログを10回ずつ朗読する習慣ができた。
そして内容が理解できるものだから楽しくてますます習慣になってしまう。
予習が大切なのは誰でもわかっていますが、それを続けさせてくれる魅力が、このラジオ講座にはあったと思うのです。
4月からは、新しい講師のもと、中学生向けの基礎英語1〜3からのステップアップを意識した高校生向けの内容になるとのこと。
ふいんきの大きな変化についていけるのか心配ですが、遠山先生につけていただいた予習の習慣を続けていきたいと思います。

2018年3月29日 (木)

地下鉄さっぽろ駅北改札口脇の旧地下通路入口がなくなっていた…

まあ、大抵の札幌市民にとってはどうでもいいことかもしれませんが。
私自身ただのノスタルジーだってわかってるんですが。

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↑地下鉄南北線さっぽろ駅北改札口を出てすぐの上り階段の脇に役目を終えてもずっと埋め殺しされて残っていた下り階段が、とうとうなくなっていました。
↓こんなふうに跡形もなく。

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1980年代末に札幌駅周辺が高架される前。
駅舎が島本和彦の炎の転校生に出てきたマンモス高校の下敷きだった頃。
繁華街と駅舎のある南側と、閑散としてだだっ広い空き地に休業中の焼肉屋がポツンと建ってる異様にうら寂しい北側を繋ぐ地下道。
北側に市営バスのバス停があったことから数限りなく通った地下道の入り口だけがまだこうして残っていました。
あの階段を下りると、シネマロキシかテアトルポーか名前はうろ覚えだけど名画座に突き当たって、それを避けるように右左折のシケインがあって、後はひたすら直進し函館本線の下をくぐる。
もし残っているならもう一度、歩いてみたいなあ、と、あの入り口を見る度に思い出していたのですが、叶わぬ夢となってしまいました。

2018年3月28日 (水)

穴を掘る

夕張の映画祭で観てきました。
これ大好き。
圧倒的な実在感と説得力。
ただ大勢の男達が篝火に照らされながら穴を掘るだけなんですよね。
台詞もない。
そのうち2人の男が対峙し、ひたすら穴を掘る。
やがて片方が力尽き、もう片方は勝利の実感を得る。
ルールはない。
判定もない。
しかし、その場にいる誰もが誰が勝者かを知っている。
もちろん、その「場」を共有した者達以外に意味はないのだろう。
だが、だからこそ、プリミティブな闘争たり得る。
スポーツがスポイルしてしまっている原始的な闘争に魅入られた男達の姿に共感を覚える人も多いのではないだろうか。
スコップや鶴嘴の音がリズミカルに響く「祭り」の様子にもトリップ感がある。
それはそうと、主人公は普段は普通の会社員でひたすらパソコンに向かっているけど、こんなワイシャツの上からでも分かるガチムチマッチョなサラリーマンがいたら、同僚の女の子が放っておかないよねw
某小野田坂道くんが、実際にはかなりの細マッチョな筈、ってのと同じで。

公式サイト…はないので、
夕張の映画祭のサイト

http://yubarifanta.com/films/4474/

2018年3月27日 (火)

パズル

罠にはまったエリートサラリーマンが次々と命の危険にさらされる。
つくづく韓国でエリートにはなりたくないと思った。
まぁなりたくてもなれませんがw…それはそれとして。
夕張の映画祭で見てきました。
主人公のドジュンがあまりにもかわいそうで、つかみはバッチリ。
大企業の課長職でベストセラー作家でもあるにもかかわらず、一人娘はまだ10歳なのにカナダに留学、奥さんも同行してるから自分は一人暮らし。
しかも妻子が一時帰国するからと美人の部下の据え膳も食わずにうきうきと帰宅したらうそかほんとか娘の病気で帰国できないとの電話。
コンビニ飯で侘しく夕食を済ませる姿には、作り話ながらふつふつと彼の妻子に対する怒りがw
韓国ではお金持ちは子供の教育は英語圏の外国で行うことも多いと聞いたことがあるが、そのことで一家の大黒柱がこれほどの我慢を強いられるとは…。
ふとしたことから手を出してはいけない女に手を出して底なし沼にズルズル引き込まれる展開にも、こみ上げるのは自業自得ではなく気の毒な気持ちでいっぱいだ。
平穏な日常から暴力に次ぐ暴力の異世界への扉の役割を果たす高級娼館のVIPルームの「何も事情を知らなくても明らかにヤバそうな感じ」がすばらしい。
「マジカルガール」のスペインの娼館の「トカゲの部屋」を思い出す。
これがあるからドジュンが引き返せないところに足を踏み込んでしまったという認識が刷り込まれる。
企業がクレーマーを含めトラブルへの対処を当たり前のように闇社会に依頼する様子に、文化の違いを感じる。
日本の企業ドラマでもないとは言えないが、よほどのことがない限り避けることを思うと、このビジネスライクな感覚は正しく「異国」だ。
拳銃があるのにそれで全てスマートに解決するのではなく、生々しい肉弾戦があるべき状況ではちゃんと織り込まれる演出にも迫力とリアリティーが感じられる。

公式サイト…はないので、
夕張映画祭のサイト
http://yubarifanta.com/films/4465/

2018年3月26日 (月)

トゥーム・レイダー ファースト・ミッション

インディジョーンズのようなゲームの映画化の更にリブート。
ゲーム自体もリブートであり、その映画化でもある。
複雑な経緯を経て、最初のトゥームレイダー映画以上にインディジョーンズっぽくなっているが、むしろ嬉しい。
最後の聖戦を彷彿とさせる親娘コンビも、新生ララ・クロフトに親近感を沸かせてくれる。
アリシア・ヴィキャンデルははまり役だ。
こう言っちゃあなんだが、色気が「ない」ところが鍛え抜かれたトレジャーハンターとして説得力があってとてもよい。
俺はおっぱい星人なので本来なら巨乳とアクションを兼ね備えた前作までのアンジーの方がストライクゾーンの筈なんだが、これはこれでよい。
ムチも鞭もどっちもいい。
節操がないw
いやいや、巫山戯てる訳じゃなく、アンジーだったら胸がつかえてこなせないシーンが2箇所もあるぞ。
続編は間違いなくあるだろうけど、スリムな体型を生かした新生ララならではのトラップ回避をこれからも見せてほしいと思ってる。
今回の盗掘現場の卑弥呼の墓も「ムー」レベルのトンデモだけど、和風インチキ感が素敵でなかなかそれっぽい。
リブートは成功と言っていいんじゃないかな。

エンドロール後エピソード なし

公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/tombraider/sp/

2018年3月25日 (日)

キュクロプス

妻殺しの汚名を着せられ服役していた男・篠原が真犯人に復讐を誓う。
だがターゲットは常に大勢の手下に守られたやくざで…。
夕張の映画祭で見てきました。
展開は二転三転。
で、最後のオチがどうにも後味が悪い。
でも、この人はずっと味方でいてほしいなぁ、という人は、ちゃんと味方のまま終わったので、そこは救いかな。
題名の「キュクロプス」は篠原が人生の目的を見失った様子をギリシャ神話の片目の巨人に擬えたもの。
え?
復讐という目的があるのに?
この違和感の謎は最後に解ける。
篠原には向き合わなければならない何かがあったのである。
面白いのは何一つ計画通りに行かないこと。
篠原は破滅願望こそないものの、破滅に向かって歩いていても気づかないほど自分を取り巻く状況に無頓着。
復讐できればそれに越した事はないが、それも含めて凡ゆることがどうでもいい感じ。
実際のところ、死んだ奥さんに瓜二つの女に出会わなければ、物事は前に進んで行かなかったかもしれない。
まぁその女がトラブルメーカーでもあるのだが。
篠原を演じた池内万作の、特に目的もなく平穏に生きていながら、少しも心安らいではいない表情が圧巻だ。

公式サイト…はないので、
ゆうばり映画祭のサイト
http://yubarifanta.com/films/4471/

2018年3月24日 (土)

スモーキング・エイリアンズ

何かと肩身の狭い喫煙者。
だが彼らが輝ける時がやってきた。
凶暴なエイリアンどもの弱点はタバコの煙!
夕張の映画祭で見てきました。
監督(非喫煙者)も舞台挨拶で言っていましたが、正社員も派遣社員も清掃スタッフも喫煙室では皆、同じ仲間。
そんな彼らが力を合わせて社内に大挙して潜入したエイリアンを次々と撃退していきます。
さて、エイリアンどもの肉体に彼等の苦手な煙草の煙を最も無駄なく送り込むにはどうすればいいでしょう。
今、あなたの想像したので正解です。
アクションを交えながら牽制の煙を吐き、ここぞという時のトドメのダイレクト煙!
D&D第5版のドラゴニュートの戦闘ってのも、こんな感じで火を吹きながらなんだろうなぁ、と想像するのも楽しいですね。
終盤は倖田李梨の演じる清掃員のおばちゃんが、用事があって会社にやってきた娘を見るや、母は強しとばかりに覚醒!
めでだしめでたしで話は終わります。
お嬢様風のOLが豹変する(というか本来の自分をさらけ出す)のも見てて楽しかったですね。

公式サイト
…はないので、夕張映画祭のサイト↓
http://yubarifanta.com/films/4515/

2018年3月23日 (金)

放課後さいころ倶楽部 第11巻

今回の収録ゲームはクゥワークル、それはオレの魚だ!、スティッキー、ドデリドの4つ。
うーむ、収録ゲームの全てにプレイ経験がないとは…。
ここんとこTRPGに集中しててボードゲームはほぼ全くやってないとは言え、この漫画にボードゲーマーの立場から感想を述べる資格がなくなってる気がするわたくしです。
でもまぁ敢えて言うなら、恋愛要素が増えていくことで、ボードゲーム漫画である理由がどんどん減りつつあって、ハチワンダイバーの後半で将棋の盤面や展開の描写がどんどん少なくなっていったのを彷彿とさせる展開。
当たり前に青春漫画として面白くなってきて、それはそれでいいんだけどなんかイズいです。
恋愛要素の主メンバーたる新一年生2人組が入ってきてから、このマンガは飛躍的に面白くなってきていたんですが、ゲームとストーリーのバランスって難しいんだろうなあ。
ゲームデザイナー志望の緑のゲームのテストプレイエピソードをもっと掘り下げて読みたかったですね。
具体的にどんなゲーム展開で、環奈はそれにどんな感想を持ったのかが分かれば…。
ちょっと惜しいと思いました。
ただ今回も、ゲームという趣味の周りには色々な年代の人がいてそのコミュニティーこそがゲームなんだという点はちゃんと描かれてて、そこは好感が持てますね。
どうせなら下の世代を出してもいいかもしれない。
小中学生のボードゲーマー増えてますしね。
2年生のうち1人の相手が男子中学生でも面白いかも。

小学館ウェブ公式サイトの該当ページ
https://comics.shogakukan.co.jp/book?isbn=9784091281968

2018年3月22日 (木)

トウキョウ・リビングデッド・アイドル

ゾンビに噛まれたアイドルが解毒剤を求めて東京をさまよう。
発症までのタイムリミットは72時間!
夕張の映画祭で見てきました。
ゾンビ化待ったなしのアイドル・神谷ミクを演じた主演の浅川梨奈ちゃんはかなり有名な子なんですね。
そういえばヤンマガやヤンジャンなんかのグラビアによく出てきてます。
で、舞台挨拶で実物を拝見したんですが、小柄で可愛らしい子で、グラビアのセクシーな感じと、劇中のパワフルな感じとも違って、そのギャップが楽しい。
引き出しの多い子なのかなと思いました。
ミクとコンビを組む私立探偵が最初は依頼を断りながらも結局は助ける場面にも説得力がありました。
アクションとしてはゾンビハンターの如月を演じた星守紗凪が、その凄絶な剣技や体術で完全に食ってしまってるのはどうかと思いましたが、そこは割り切って、もう1人のヒロインとして楽しんだほうが良いでしょう。
2人組の刑事にゾンビのたまり場の廃屋の場所を聞いて冷たく「殲滅する」とつぶやき、次々と斬り捨てていく姿は美しい。
そんな彼女が普通の女の子の顔に戻るときのギャップもたまりません。
あ、さっきもギャップって言いましたね。
ギャップを楽しむ映画なのかもしれません。
うまいなと思ったのは、細かい設定を劇中で全て生かしきるだけの尺はないことをわかった上で、それがうまくフレーバーとして世界に最低限の奥行きを与えていること。
ゾンビウィルス感染者の人権を認めないカルト的なゾンビハンター組織があったり、それが政府と結託してゾンビ関係の軍事利用まで研究していたり、ゾンビウィルスのワクチンはすでにできているのにゾンビ狩りをこれからも楽しむために隠していたり。
そういう細かい設定は得てして消化不良になるものなのに、なっていなかったんだから大したものです。
所々で「なんじゃそりゃw」とツッコんでしまうギャグというか脱力展開があるんですが、話がシリアスになりすぎないように敢えてやってる感が濃厚で、テンポは重視するもののテンポを殺さない範囲で背景世界の説得力も忘れない、そんなしっかりした映画だと思います。

公式サイト
http://movie-tldi.com