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2017年10月 4日 (水)

怪しくゆかいな妖怪穴

読了。
要するに妖怪図鑑だが、味わいのある版画の表紙に風情を感じて表紙買い。
毎日小学生新聞の連載コラムの単行本化。
だからなのか、挿絵に読者の少年少女が妖怪に出くわしたシチュエーションもあったりして大人の妖怪マニア向けの本とは違った味わいだ。
ところで俺は初めて妖怪の本を読んだ小学生の頃から不満なことがあった。
それは妖怪自体と、妖怪の仕業の不思議な出来事と、妖怪の変身後の姿とが、個別の独立した項目になっていることだ。
ある妖怪の項目を読んで、最後に天狗の仕業とされている、とあれば、
だったら天狗の項目に天狗の特殊能力として載せろ、と腹を立て、
ある妖怪の項目を読んで、狐の化けた姿だ、とあれば、
だったら狐の項目に狐の化けた姿一覧として纏めろよ、とこれまた腹を立てる。
体系的な記載でないことが腹立たしい。
そういう理屈っぽいガキだったわけだ。
もちろん、今なら分かるが、それは野暮な言い草だ。
そもそも体系づけられないからこそ摩訶不思議なのだ。
だが、もしタイムスリップして過去の自分にそう言っても納得すまい。
それどころか、そうやって誤魔化すことこそ大人のズルさだとすら思うだろう。
とはいうもの、それ以外の方法があるだろうか?
だから、この本での妖怪紹介も(当然ながら)単体だったり集団だったり現象だったりだ。
そして、そのやり方であることに自覚的であるようで、何故こんな妖怪が信じられるようになったか考えてみよう的なニュアンスが散見される。
今の子供の妖怪の捉え方が背景考察まで踏み込んでいるんだとしたら、今の子って頭いいよなあ…。

amazonの該当ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4620321044

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