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2017年10月21日 (土)

故郷から10000光年

積んでたSFの読了。
ティプトリーJrは初めて読むけど、なるほど魅力的な世界とシチュエーションは一級品だ。
だが世界作りが上手すぎて、ストーリーがあまり頭に入ってこない。
ストーリーテリングだって決して悪くはないんだけど、どうしても見劣りしちゃうんだよなー。
ましてやこれは短編集だ。
各短編を読み終わる時は大抵、物足りない気持ちが沸き上がる。
え?この話の続きはないの?
このワクワクする舞台でワクワクする話を読みたい!
そういう意味で、欲求不満の溜まる短編集なのだった。
そのうちちゃんと長編を読まないとなぁ…。
古典だけに、元ネタ発見もいくつかあった。
特にF-ZEROやコブラの異次元レースを思わせる短編「われらなりに、テラよ、奉じるはきみだけ」は熱い逸品。
走るのはクルマじゃなくて各惑星の原住騎乗生物だが、主人公がレース開催側で、ハンディキャップやレギュレーション、それを見越したイカサマへの対策に頭を悩ませたかと思えば、レースやギャンブル自体を野蛮と決めつける勢力との対決もあって盛りだくさん。
こんなふうに異星人同士だとコミニケーション自体がなかなか成立しないのを丁寧に描いているものだから、それがはまって面白くなっているものや、逆に理解しようとするだけで疲れてくるものも。
まともに異星間ディスコミニケーションをやると大変なんだな、って理解できました。

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