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2017年5月31日 (水)

ジンギスカンは焼肉パーティーではない

今度の職場の飲み会の焼肉の予定がジンギスカンになってしまった。
実に残念だ。
もちろんジンギスカンは大好きだが、どちらがご馳走の度合いが大きいかと言われれば間違いなく焼肉だ。
ジンギスカンは道民にとってあまりに当たり前すぎるのだ。
そこでふと思い出した。
佐々木倫子「チャンネルはそのまま!」のジンギスカンエピソードのことを。
北海道のテレビ局(おそらくモデルはHTB)を舞台にしたこの漫画で、道民じゃない新人女子アナが局にも北海道にも馴染めないでいた。
そんな彼女が職場の飲み会で桜の下での焼肉パーティーに誘われて出席してみたら実際はジンギスカンパーティーで、彼女は「これは焼肉じゃない」と呟くというもの。
このエピソード、当時からなんか納得がいかなかったんだが、今になってその理由にやっと気づいた。
道民はジンギスカンと焼肉パーティーを混同したりしない。絶対に。
佐々木倫子先生自身が道産子なのに、なんでこんな間違いをしてしまったんだろうか。
きっと間違いじゃなく、わざとなんだろう。
この彼女を誘った側の道民の不自然さにさえ目を瞑れば、地域差エピソードとしてこれは極めて秀逸だからだ。
ちょうど北海道の学校を舞台にしたテレビドラマの卒業式で桜が咲いているという嘘が、全国の視聴者の卒業式イコール桜というイメージを優先するための必要悪として存続しているのと同様に、ジンギスカンを北海道的なものの代表として描くという大目的のためには、ジンギスカンと焼肉パーティーを一緒くたにする道産子という不自然さも必要悪という判断だったのであろう。
創作にはそういう割り切りも必要ということなんだろうなあ。

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