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2017年3月20日 (月)

レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮

20年かけた修復を終えたばかりの「最後の晩餐」の4K撮影画像をメインにダ・ヴィンチの多岐に渡る才能を追うドキュメントフィルム。
シアター・キノで観たんだけど、単館系映画館の小さいスクリーンだと、4K撮影画像の有り難みがあまり伝わってこないのはちょっと残念かな。
まぁ、題材的に単館系じゃなきゃ上映できないだろうし、仕方ないんだけどね。
しかしドキュメンタリーとしての組み立ては豪華だ。
現代で研究家がダ・ヴィンチの功績について語る場面は普通だが、面白いのは過去編。
まるでダ・ヴィンチの時代にテレビがあって、ダ・ヴィンチ周辺の王侯や弟子達にテレビ局が故人についてインタビューしているかのような構成。
そもそもこの映画自体が、ダ・ヴィンチが仕えていたミラノの王宮を会場としたダ・ヴィンチ展覧会をよい機会として作られたものだけに舞台装置は完璧で、その突飛な設定にも違和感は全く感じられない。
現代の研究家が故人を一方的に称える一方で、同時代を生きた王侯や弟子達には何か言いたいことがありげなのも好対照で、「人間、レオナルド・ダ・ヴィンチ」を描こうという意図が感じられる。
中でも印象的だったのが貧民出身でダ・ヴィンチと最も付き合いの長い弟子であるサライ(小悪魔の意)。
爛々と野心的な目つきと貴族の兄弟弟子に負けるものかと溢れんばかりの闘志が魅力的な好演でした。

公式サイト
http://davinci-in-labyrinth.com/

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