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2016年6月29日 (水)

卵子老化の真実

読了。
高齢出産に伴い、様々なリスクがどのように具現化していくか、分かりやすく書かれていた。
とは言え、高齢出産は当たり前になりつつある昨今であり、全体的に書きっぷりは前向きだ。
だが、前向きであろうとするあまり、上滑りになっている部分も散見された。
例えば、出産とスポーツは肉体的にハードで30代で引退の話が出てくるところが似ていると捉え、30代40代で活躍するアスリートの言動にはヒントがたくさん詰まっていると書かれた箇所があった。
これ、作者は読者にポジティブになるよう背中を押すつもりで書いているんだろうけど、却って沈んでしまう人もいるのではないか。
そういう意味でポジティブな人をよりポジティブにする本ではあるが、ネガティブな人をポジティブに変える本ではないのかもしれない。
しかし、本当に人を前向きにするのは根拠のない「だいじょうぶ」ではなく、立証された確固たる事実に基づいた言説だ。
厳しいことも言っている本だからこそ、説得力がある。
俺はこの本のスタンスから、作者が例に挙げたアスリートではなく、頑丈な人が意外と大病にかかったり病弱な人の方が長生きすることがある実例を思い出した。
卵子老化は卵子老化として、上手くつきあっていくことはできる、という結論は、学問的誠実さと人情味との高いレベルのハーモニーと言えよう。

文藝春秋BOOKSの該当ページ
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166609062

↑説明文が詳しすぎて、個人がレビューする余地が残ってないじゃないかw

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