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2015年5月31日 (日)

アニメ「アルスラーン戦記」第九章「仮面の下」

エトワールの言動が説明的すぎて凄く気になります。
3年前を描いた第一章でも言っていた「万人は平等だがパルス人は異教徒だから差別してもよい」というあれです。
普通、ああいうことは言いません。
考えていても、いや考えているからこそ言いません。
凄く捻くれた人(つまり俺のようなw)が自嘲的に言うことがありますが、自分だけが絶対に正しいと思っている人が自分のやってることが差別だなんて思ってるわけないじゃありませんか。
差別してもいいじゃなくて、これは差別ではないの方がずっと自然です。
なんでそうしなかったんでしょうね。
それがあったもんだから、ナルサスの奴隷解放で50万の兵を調達案も別の聞こえ方をしてしまいます。
あくまで国土奪還が目的で奴隷解放はそのための手段に過ぎない筈が、奴隷解放がメインであるかのような印象になってしまっています。
原作はあくまで娯楽として成立させた上で考えさせられる要素「も」あるというバランスでしたが、尺が短くなったことで娯楽の比率が小さくなってしまいだいぶ説教くさい話になってしまったのが残念です。
というわけで第九章「仮面の下」はメッセージ性ばかりが目立っていたわけですが、それでも王太子幕下に英傑達が揃って話が動きだしているだけあって、殺陣も口上も格好よいものばかり。
特にナルサスがこれまでの無聊を託つ日々に力強く別れを告げようとでも言うのか、率先して自らを直接行動や前線に晒している様子がいい。
もっと早くアルスラーンの人となりを知っていれば、という思いもあるのでしょうね。
もちろん、ダリューンがヴァフリーズからアルスラーン個人への忠誠を託されてもおらずアルスラーン自身の初陣もまだの頃にアルスラーンに会っていても何が変わっていたわけでもないのは確固たる事実ですが、そう割り切れるものでもない。
後に戦場を意のままに操る軍師となるナルサスですが、その手のキャラにありがちな冷笑的な部分や人間味の薄い部分が殆どないのが彼の魅力です。
ダリューンvsヒルメスはそれ自体は熱い戦いなのですが、ヒルメスがダリューンに匹敵する剣技の持ち主であることが、オープニングで既にバレているのはどうかと思いましたね。
いや、もちろん原作を読んでれば分かっていることですが、ここは「なにっ?あのダリューンと互角?」と思わせるべき場面でしょうに…。

公式サイト
http://www.arslan.jp/

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