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2014年11月17日 (月)

太陽の牙ダグラムの思い出その12〜“リアルタイプ”の雪辱、T10Cブロックヘッド

「早すぎたSDメカ」チョロQダグラムの映画に敵・連邦軍代表として登場したT10Cブロックヘッド。
コーチマsplがシャアザクを以って嚆矢とする従来の作劇による「目立つ色」のライバルメカとするなら、地味なカーキ色のT10Cブロックヘッドはダグラムのミリタリー路線の象徴とも言える存在。
わたしの大好きなアニメ「太陽の牙ダグラム」の登場兵器・コンバットアーマーについて思い出を語っていくエントリーの第12回目は、ダグラムの敵CBアーマーを代表するカーキのブロックヘッドについてです。
アビテートT10Cブロックヘッド。
カーキにダークイエローのツートンカラーという完全にヒーロー性(悪役性などのキャラクター性を含む)を排除したまさに兵器。
ガンプラをおもちゃっぽい色だとAFVモデラーに馬鹿にされ、意地になってリアルタイプとか言って映画のポスターにまで黒を基調とした地味な色のガンダムが登場してももともとがそういう色が似合うデザインではないから何かチグハグ…その悔しさ、ルサンチマンを晴らすための戦車や戦闘機のモデラー達にどうだ参ったかと胸を張れるメカを模型少年達は求めていた。
その結実がT10Cブロックヘッドです。
ゴツい体にいかにも威力がありそうなマグランチャー、トゲすらない無骨な肩アーマーに、それ自体がトーチカのような複座コックピット。
そして、それが疾い。
Xネブラ対応前のT10B型を当て馬に、対応型だから疾いという説得力をバックに、ハンクとアーロンのT10Cブロックヘッドはダグラムをトコトン苦しめました。
対ダグラムにT10Cは2機が配備されました。
しかし、そのうち1機はゲリラ側の奇襲により、パイロットが乗り込もうとするところにコックピットをやられて失われてしまいます。
このあっけなさはコーチマsplの時と同じで、どんな強力な兵器も無防備な状態だとあっという間にやられてしまう表現で、わたしはむしろ好きです。
それに、このことはT10Cブロックヘッドの評価を少しも下げません。
それどころか、そういう戦争の現実を感じさせる世界観の元で活躍するもう1機のブロックヘッドを真の強敵と感じさせてくれたのです。
しかも、仲間の敵討ちという目的のもと高い戦意を持つ恐ろしい敵です。
2話に渡って展開され、ダグラム全75話中のベストバウトとなりました。
まぁ、その後に出てくるT10Cは例によって鈍重なやられメカになってしまうのですが、最初にこれだけやってくれたものですから、画面に出た時の迫力は最後まで健在でした。
後に最も好きなCBアーマーはT10Bになるのですが、それまではダントツにT10Cでしたね。
というわけで、すごく好きなフォルムなんですが、プラモデルを初めとするあらゆる立体物は全く似ていません。
これはドムもスタンディングトータスもそうなんですが、大河原邦夫せんせいが描くマッチョメカは立体化すると必ず矛盾が出て、太腿の可動範囲を広く取ろうとするとその矛盾はさらに大きくなるからです。
これは欠点ではありません。
カッコいいアングルから見るとちゃんとカッコいいメカというのはアニメのメカとして十分以上の魅力だからです。
未だにちゃんと腰のくびれたドムの立体物が出ていないことを思うと、プラモメーカーの試行錯誤はまだまだ続くのでしょう。
その結実がブロックヘッドにフィードバックされる日をわたしはずっと待っているのであります。
ところで、前述のvsハンク&アーロンですが、この時のダグラムは設定を無視してものすごくマッチョになってブロックヘッドと全く同じ体格となっていました。
何せ延々と堂々たる一騎打ちが続いたものですから、どうしても目立ちます。
身長もブロックヘッドはダグラムの1.5倍はある筈なのにほぼ同じ。
わたしが、プラモデルは設定を忠実に再現すべきなのかそれとも劇中を優先すべきなのか考え出したのはこの時。
まさにわたしのロボット愛の転機となったメカなのです。

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