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2014年11月 3日 (月)

太陽の牙ダグラムの思い出その10〜ブッシュマンは鈍器の格好良さ

多くのロボットアニメにおいて軽量型はヒョロく描かれる。
いや、ちょっと嘘か。
ヒョロく描かざるを得ないから軽量型そのものがあまりなく、その数少ない軽量型ではヒョロい、というのが正確な言い方か。
ヒョロいすなわち格好悪い。
ジャーゴもGMライトアーマーもなんだかナヨっちい。
そんな中にあってヒョロいロボットをいかに格好良く見せるか…。
大好きなアニメ、太陽の牙ダグラムのCBアーマーについて思い出を語っていくエントリーの第10回目は、ヒョロメカたるブッシュマンについてである。
ソルティックH102ブッシュマン。
初の人型CBアーマーとして画期的だった同社のH8ラウンドフェイサーを胸板や腕から肉を削ぎ落した感じのフォルムだ。
しかし、そもそも、CBアーマーに軽量級は必要ない。
Xネブラの影響がなければどんなCBアーマーも十分すぎるほど軽快な機動をこなすからだ。
だから出番は、Xネブラ対応型が登場するまでの一時期、それも山岳という足場の悪い地形に限っての投入であった。
そして、装甲もパワーも対ダグラムでは不足であり、たいした活躍はしていない。
ただ、上手く食い下がったとは言えるのかも知れない。
ブッシュマンの部隊を指揮したのは後に解放軍に合流するザルツェフ少佐であり、彼の元でなければ最初のうちダグラムを釘付けにすることすらできなかったかも知れないからだ。
ザルツェフは劇中きっての名指揮官という役割なので、そういうことにしておかないと彼の立場がない。
だがまぁ、有能ではある。
ただ、彼の真の有能ぶりが発揮されるのには、装甲を取り外したラウンドフェイサー、通称パジャマソルティックでの作戦を待たねばならないのだ。
ちなみにこの流れはガルシア隊の時とそっくり同じだ。
テキーラガンナーの部隊では十分にダグラムを追い詰められなかったガルシア隊がデザートガンナーを得て真の実力を発揮したように、
ブッシュマンの部隊では十分にダグラムを追い詰められなかったザルツェフ少佐がパジャマソルティックという思い切りで真の実力を発揮したという構図だ。
ブッシュマンは当て馬だったのだ。
話をデザインに移す。
ブッシュマンは確かにヒョロい。
しかし、それを補うように先端はデカくてゴツい。
頭はでかく左肩にでかい盾をつけ拳にはメリケンサック、そして何よりマグランチャーだ。
マグランチャーは右手に持っている銃器だが、デザインが角ばっていてデカいこともあって、鈍器のように見えるのだ。
現在の設定では完全に火薬式の実体弾ということになっているマグランチャーだが、当時のムックではリニアと火薬のハイブリッドとのことで、今になってよく考えるとどうハイブリッドにするのか意味不明なのであるが、とにかく火薬で足りない部分を補うという構図が手足のひょろ長さをゴツい鈍器で補う構図と好対照だったのは確かだ。
そして先端がデカいことで射撃ポーズが格好良く決まるのだ。
プラモデルになった時の意外な格好良さは、ブッシュマンの魅力の一つだ。
プラモデルと言えば、当時の技術でもちゃんとキャノピーの開閉ができたのも思い出深い。
劇中の実際の活躍はともかくとして、単純なフォルムの中にギミックの面白さが詰まった好デザインと言えるだろう。

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