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2012年3月 3日 (土)

ハギスその後

何ということだ。
世界には飢えている人たちがたくさんいるというのに。
缶詰2個分を、ほぼまるごと捨ててしまうとは。
話は5年以上前に遡る。
スコットランドの誇る世界で最も不味い料理の1つとされる羊の腸詰「ハギス」の情報を得た俺は、さっそく輸入代行店から購入するや、友人を集め試食会を開催した。
その味は、評判に違わぬものであった。
旧テキストサイトでも記事にしたが、コンビーフのような外見にボソボソとした食感、美味くはないが食えないほどではない…と油断していると妙な味付けから激しい拒絶感がどんどん込み上げてくるシロモノで、みな早々にギブアップしたのであった。
だが、話はそれでは終わらない。
ハギスの缶詰は3個セットでしか購入できず、俺の手元には残り2個が。
そして、いつか食べなければと思いつつも時は流れ、賞味期限が過ぎてもまだその気にならず、引越しを控えて少しでも荷物を減らさねばという時になって、やっと重い腰を上げたのだった。
さて、俺は極めて楽観的で、深く物事を考えない性格である。
だから、調理方法さえ間違えなければ、何とか食えるのではないかと高をくくっていた。
要するにまずいコンビーフだから、コンビーフのレシピを探した。
凝った調理では、やはり不味かった時にダメージが大きい。
そこで、単にサラダ油で何らかの野菜と一緒に炒めればいいだろうとアスパラを輪切りにしてサラダ油で熱したフライパンに放り込み、ハギスをほぐしながら混ぜていった。
見た目はなかなか美味しそうに出来上がった。
だが…。
俺自身は忘れても、舌は、体は覚えていた。
一口、味わうや否や、数年前のことが鮮明な記憶として蘇り、例えようもない不快感が全身を支配した。
このまま食っていったら間違いなく吐き気をもよおすと判断した俺は、フライパンの中身を全て生ゴミとして捨てたのだった。
(新鮮なアスパラよ、ごめんなさい)
もちろん、もう1缶も後日、廃棄した。
こちらは缶底が腐食していたから、ハギス大好き人間でも食べられなかったかも知れない。
教訓。
不味いと分かっているものを無理して食うもんじゃない。

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