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2011年11月 9日 (水)

重戦機エルガイムの思い出その6〜ダバ・マイロードvs少女隊

エルガイムの思い出は今回でひとまずおしまい。
なかなか楽しかったので、そのうち気が向いたら、別のロボットアニメで書いてみたいと思います。
さて、今回のネタは少女隊です。
シリアスな貴種流離譚であるエルガイムに、ある時、何を考えたのか少女隊という敵があらわれた。
最もA級に近いB級ヘビーメタル・バル=ブドのバリエーションタイプ、バルブド・ガイゼスをピンクに塗って部隊マークのハートを肩にあしらってダバのmkIIの前に立ち塞がったのだ。
俺は特にそうは思わなかったのだが、美少女の集団ということになっており、何とも場違いな連中であった。
だが、実際の出番を見ると、そう場違いな結果ともならなかった。
特にキャラとしての出番もなく、単に敵部隊の1つとして現れ、たった1話で全滅してしまったからだ。
その戦闘は一方的で、ダバが撃っては倒され撃っては倒されで、コンスコン隊のリックドムと同様の何の良いところもないやられっぷり。
カスタムタイプまで与えられている部隊とはとても思えない体たらくであった。
と、これだけなら、ダバの駆るエルガイムmkIIはそれ以上に強かったのだ、で済むのだが、そうはいかない。
と言うのは、普段のエルガイムではそうそう一方的な戦闘は行っていない。
量産機であるグライアやアローンでも、そうバッタバッタと倒されている印象はないのだ。
永野護さんは雑誌のインタビューで、このようなことを言っている。
実際の戦闘では敵の攻撃を食らっても全てが破壊されると言うことはあまりなくて、壊れたところを修理してまた出撃したりする。
エルガイムにおいても、そのような演出を心がけています、と。
その考えあってか、量産機が次々とやられるシーンがあまりないエルガイム本編。
これをそのまま対比すると、まるで少女隊が一般の部隊より弱いかのように思えてしまうのだった。
もちろん、少女隊などという巫山戯た部隊のことなどどうでもいいのだが、エリート部隊が一般兵よりこうもあからさまに弱く見えることなどロボットアニメにおいてなかなかあることではなく、この一件は強烈な印象となって俺の中に残ったのである。
このチクリと刺さった棘が抜けるのは、十数年後に細野不二彦せんせいのボクシング漫画「太郎」を読んでいる時のことになる。
ラスボスとなる世界チャンピオンのイワンは、ロッキー小林という実力不足な挑戦者と戦っていた。
あまり早く倒すとビジネス上、問題があるから、なるべく試合を引き延ばせとマネージャーに厳命されるイワン。
だが、何ラウンド目かで彼はその命令を振り切り、KO予告を出した挙句、速攻でKOしてしまう。
ロッキー小林が弱すぎて緊張感が保ちきれず、このままではラッキーパンチでももらいかねないというのが、その理由だった。
これを読んだ時、そうかと思った。
逆だ!
ダバは一般兵を相手にした時はなかなか本気になれない。
相手が弱すぎるとリズムを崩してしまうのだ。
スポーツで下位に取りこぼすチームのように。
それが、ある程度以上の強さの敵だとやっとエンジンがかかってくる。
少女隊は辛うじてダバを暖機運転から通常運転に引き込むほどには強いが、そのレベルの中では圧倒的に最下層なので、あのような結果となったのだ。
このように解釈すれば何の矛盾もないということで、俺はやっとスッキリしたのだった。
ロボットものと言えど、単純に戦闘能力の差だけで勝敗が決まるわけではない。
なかなか綺麗にまとまった。
まぁ、少女隊が本当にただの雑魚である可能性も十分にあるがw

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